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一次創作を上げる場所 絵もたまに

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最近の記事

登明の檻 零章伍話

「えーーーっと、何だっけか。どっかの喫茶店で有名な、無愛想な店員……がお前か?」 「あーはいはい、多分それっす。そんなに無愛想ですかね、あたし。」 「まぁ、それで有名になる程度には…」 「(無愛想過ぎて有名になる事ってあるんだ…」 「(突っ込んだら負けです)」 「へぇ……まぁ、はい。まぁ無愛想で言えば誰にも負けない自信はあるんで。」 「変な自信を持つな。」 「あ、あはは……」 「じゃ、あたしそろそろどっか行くんで。じゃ。」 「あ、はい……また……」 「……

    • 登明の檻 零章肆話

      「あーっと……確か、スマイル保育園だかの子供に大人気の保育士だっけか。」 「この人、そんなに人気なんです?」 「何か知らんが人気らしい。」 「は、はぁ……」 保育士にも人気なんてあるんだな…… ……僕はあまり保育園に良い思い出が無いな。というか、あの頃は…… 「は、ハハハ……何でアタシなんかに懐くんですかね…他の人も良く分からないって言うし、何が面白いんだか……」 「主にその言動じゃないか。」 「ど、ド直球に……」 「エエエエエそんな訳無いと思いマスケド……

      • 登明の檻 零章参話

        野々市愛奈。 確か今大注目のアイドルグループのセンター……だったと思います。 まぁ遠巻きに電気屋さんのテレビで見ていた程度でしたが、可愛らしい人だなと見ていました。 「野々市愛奈……野々市愛奈……あぁ、あのアイドルグループの」 「はいっ!『STAR dust Rainbow』のセンター、野々市愛奈です!」 「そんなに有名なんです?」 「お前知らねぇのか。今大注目のアイドルグループだぞ。」 「見ている暇が無いので。興味もありません。」 「お前ハッキリ言うなよ、本人の

        • 登明の檻 零章弐話

          「え、えっと……?」 目の前の状況が理解しきれなくて、僕は頓珍漢な反応をしてしまった。 目が覚めたら突然目の前に知らない人が2人も現れたので、流石に驚いたんだ。 「…コイツ、状況を理解しきれてないな?」 「当たり前じゃない。私達もだし。」 「え、えぇと……どちら様、ですか……?」 「…あぁ、そういえば名乗ってないな。俺は鍵井悠一、私立探偵をやっている。」 「私は野口綾芽、公務員をやっています。」 「は、はぁ……」 「それで、貴方は?」 「え、」 「私達が名

        登明の檻 零章伍話

          登明の檻 零章壱話

          何時からだろう。 人になるべく迷惑をかけないように生きる事を決意したのは。 何時からだろう。 心を殺して生きるようになったのは。 僕は────── ──────。 僕の名前は椛田一希。 しがないサラリーマンだ。 元はホームレスとして生活していたけれど、とある会社の社長に拾われて、現在はその会社の地下に住んでいます。 他の社員からは座敷童子だの幽霊だの言われる事なんてザラで…… そんな影の薄い僕を拾って下さった社長には感謝してもしきれません。 ……話が逸れてしまっ

          登明の檻 零章壱話

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          登場人物一覧

          登場人物一覧

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          はじめに

          ここは一次創作小説を上げるためのページです。 『登明の檻』『証命の檻』『穹銘の檻』の三部作となっております。 デスゲーム物の為グロ表現等ある事をご注意下さい。 🐶🍵

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