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クルマが通らない赤信号を待ちますか?

左右を見ても、まったくクルマは通らない。しかし、歩行者である自分の目の前の信号は赤!
こういうとき信号を守りますか?

私は守りません。
安全を確認出来たら、赤信号でも道路を渡ります。
しかし、日本人はまったくクルマが通っていなくても、じっと赤信号が青に変わるまで待つ人が多いです。
自己責任という考え方・価値観が薄いのです。
自分でやったことは自分で責任を取る、という意識が希薄な国民なのです。何かあると、すぐ他人(や公共サービス・行政)のせいにします。

昔、日本人がイギリスのテムズ川で、自分の子どもが川に落ちたことを訴えたことがあったそうです。国かロンドン市かは分かりませんが、その回答が「あなたはテムズ川に蓋をしろと言うんですか?」という痛烈なものだったそうです。
日本人らしい感覚ですね。

先日、こんな光景を目にしました。
赤信号だけど、クルマの来ていない横断歩道。そこに保育園のお散歩の子どもたちが、信号が変わるのを待っていました。一人おじさんが来て、信号を無視して道路を渡りました。
保育園の先生がそのおじさんに言いました。
「子どもたちが見ています。信号は守ってください」
言い方は優しかったですが、キツい一言です。
おじさんは何も返さず去って行きました。

このシチュエーションにはたしかに配慮が必要です。
クルマは来ていない。赤信号だけど渡ってもいいだろう。しかし、そこに子どもがいたら?
やはり、子どもにマネはさせたくないので、私もじっと信号が変わるのを待ちます。

こんな光景も目撃しました。
同じシチュエーションで、お母さんが自転車で子どもと信号待ち。
そのときも、一人のおじさんが赤信号を無視して渡って行きました。
子どもがすかさず言いました。
「あ、あの人赤信号なのに渡っていけないんだよねー」
するとお母さんが、
「そうだね、ああいう人にはなっちゃダメよ」
これを聞いたおじさんどう思ったか?

日本人は自己責任という概念をもうちょっと確立したほうがいいと思いますが、やはりそれでも教育上の理念・教育上の道徳観念とは、常にトレードにされるべきだと思います。

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