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値付けとか。未知との遭遇。



 両親が布にまつまるあらゆるものを受注していたのは知っていました。暖簾にのぼりに社旗に手ぬぐい、Tシャツや風呂敷などなどその種類が多岐に渡ることも。ですが、どの工場にどの商品製作をいかに発注するか、オーダー時にどんなポイントに注意するかなどなどわからないことばかり。そして先ず手始めに、特に困ったのはコレでした。



エ?値付けってどうやるのん?

 特に困ったのがズバリ値付け。何故かといいますと、いままでのわたしの主職である制作進行やライターの仕事には仕入れがなかったのです。なので、仕入れを加味した値付けの仕組みがまぁわからんのです。というか世間知らずなだけという話も。


原価率ってなんですか。

原価率とは売上高に占める原価の割合(%)のことであり、低いほど収益性が高いと言えるとか、こんな計算式とか。

原価率(%) = 売上原価 ÷ 売上高 ×100

https://keiriplus.jp/tips/genkaritsu_keisan/

なーんにも知りましぇんでした。さらに業界別で、こんな傾向があることも。ああ、なんと無知なのでしょう。

飲食業の原価はほぼ材料費。食材コストの3倍以上の値段をつけないと、家賃や人件費をカバーして十分な利益を上げられないのだそうな。


というわけで、何も知らない小娘というか40オーバーのBBAは、こうして異業種のフィールドに足を踏み入れ、父や友人知人に教えを乞う日々がはじまるのです。ふぇ〜、そうなの、こんな仕組みになっているのかい、社会は? とかなんとかいいながら、数字に疎いワタクシは、重い腰をあげて学びの体制に。



あれよあれよ、と金借りる

そうこうしているうちに、ウェブサイトつくらにゃ、始まらんな、というか、気が引き締まらないし、何をやるブランドかとか整理しなきゃだし、どんなコンセプトでそもそもやるよ、みたいな自問自答と近しい人たちからの壁打ちみたいなものに応えていくことを重ねたり、友人にコンサルしてもらいながらきづいたこと。まずは、HPを作成せねば、よね、と。

んで、それには、金がいるっしょ、さらにはビジネスやるにはお金借りて返すを繰り返したほうが良いっぽい、という複数筋からの情報を得て、国民金融公庫にお金を借りに行くことに。

おねがいしている税理士さんの助けも借りて、資金繰り表やいろいろ資料を用意して、窓口にいったら2週間ほどでお振込み完了との連絡が。え。早いっ。ありがたや。というわけで、HPとひいては、オリジナル商品つくりに取り掛かることになるわけです。

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today‘s ひとこと
知らないこと、たくさんあるよ。






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