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環の会Youthの会 交流会を開催

環の会で迎えられた小学4年生から成人した子どもたちが集まりました。「産みの親についてどう思う?」「テリングについてどう思う?」をテーマに、小学生グループ、中学生グループ、それ以上の年齢のグループに分かれて意見交換をしました。

「学校では何が流行ってるの?」「あのゲーム、やった?」という話題で少しずつ話し始める小学生グループ。

産みの親に会ったことがある人・ない人とみなさんは背景が異なりますが、それぞれに思いを語り合いました。「自分は託されたのか?捨てられたのか?」など、縁組に至るまでの話も出ました。

学校や部活の話、そして自分の境遇について話し始める中学生。どうやったら中・高校生にYouthの会に参加してもらえるか、アイデアをもらいました。

また、テリングについてはほとんどの子どもが物心がつく前から伝えらえてきたため、「小さいころから刷り込まれていたので、お母さん、お父さんが2人いることに違和感がない」「養子は特別なことではない」という発言が大半でした。

一方、思春期に差し掛かるころにテリングをされた方は「思春期までには伝えてほしい」と、自分の経験に触れながら話してくれました。

「今度、産みの親に会う」という仲間に、「第一声でなんて言う?」。

こうした意見交換を通して、参加した方からは「普段できない“同じ境遇の人との会話”で共感できることがあり、よかった」という声が上がりました。

子どもの意見交換パートの後は、育て親さんたちも交えて話したことを発表し、育て親さんたちと意見交換をしました。

「思春期で子どもが荒れているのですが、それは養子だからということがどれくらい影響しているのかしら?」という育て親さんの質問に対し、何人かの“思春期卒業生”たちが「思春期は何でもイライラしていた。養子なんて関係なく。もう、何でもウザいんです。だからそのときに反論できないことを言ってやろう、相手が傷つく言葉を言ってやろうと思って『産んでもいないのに』とか『ホントの親でもないくせに』って言っちゃってました」と、自分たちの経験を話してくれました。

Youthの会のメンバーたちが、自分たちの経験を少しでも年下の子どもたちや育て親さんたちに伝え、何かの役に立てればという思いで企画してくれた交流会。
そして「君は一人じゃないよ」ということを伝えるために、これからもこうした会を続けていきます。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
今回、都合がつかずご参加できなかった方、また次回をご期待ください!

意見交換は早々に切り上げ、みんなでゲームや追っかけっこ。意見交換でのダンマリが嘘のように、大騒ぎ。

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