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砂漠の怪物「ウェルウィッチア」という植物について

 アフリカ南西部のナミブ砂漠に生息する、葉っぱ2枚で2000年も生きる
「ウェルウィッチア」。オーストリアの探検家フリードリヒ・ウェルウイッチによって発見された植物です。和名では「キソウテンガイ(奇想天外)」とも呼ばれます😮

ウェルウィッチア

 年間降水量がわずか20ミリ程度という極めて乾燥した砂漠に生息するウェルウィッチアは、発芽後、まずは猛スピードで根を伸ばします。その長さは、短いもので8メートル、長いもので20メートルも伸びます!長く伸ばした1本の根を頼りに地下水を吸い上げることで、極限の環境で生き抜くことを可能としています。そして、直径1メートルを超えるコルク質の切り株のような茎からたった2枚の葉を生やすと、生涯その葉だけ生長を続けます。葉は最長10メートルまで伸びるのですが、先端まで栄養が届かないことから、先の方はどんどん枯れてズタズタに裂けてしまいます😦そうなったら新しい葉を出して、世代交代を繰り返しながら2000年を生きるその姿はまさに"径物"❕❕ナミブ砂漠のあるナミビア共和国では保護植物にも指定されています。

 植物ってホントに面白くて不思議ですね✨

和埜

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