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科学ネタ>時間

皆さん、こんにちは!科学するITエンジニア和埜がお送りする科学ネタシリーズ、本記事は時間について書きました⏰

 「時間」という言葉は、一般的には「時の流れのある一瞬の時刻」あるいは「ある時刻とある時刻の間の長さ」という意味でなんとなく使われる概念に近い言葉です。「時間とは何か」というテーマを掲げられると、心理学・生物学・哲学・物理学・宇宙論など、それぞれの分野の切り口があり、また、議論される時代によっても多くの定義や考え方があるので「一概には説明しきれません」となります。ただ、それだと少し悲しいので、ここでは、以下の3つの分野に分けて、「時間とは何か」について考察してみたいと思います!

①心と体に流れる時間(体内時計)
②宗教や哲学における時間観の変化
③宇宙と時間の関わり

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①心と体に流れる時間(体内時計)

 「若い頃は1日が長かったのに、最近はあっという間に過ぎ去ってしまう」と感じる割合は年代の上昇とともに高まる傾向があります。

 この理由として、たとえば7歳と70歳を比べた場合に、7歳児の1年は生涯の7分の1である一方、70歳にとっての1年は生きてきた内のたった70分の1なので、この比率の違いが、心理学的な時間の評価を決めているという説が一般的です。加えて、子供は、日々新しい出来事を体験するので、多くの記憶がフレッシュな脳に鮮明に残りますが、ほとんどの大人は、過去と同じような体験を繰り返すばかりなので脳の海馬がいちいち記憶せず、気が付いたらすぐに1年経ってしまった、という理由も良くあげられます。

 前者の比率についてはどうにもできないため、毎日アンテナを張って新しい言葉や出来事に目を向けることが充実した人生につながると思います✨

②宗教や哲学における時間観の変化

 古代エジプト、ギリシャ、マヤなどの多くの古代文明の宗教では、神々が創造した世界は、『創造-存続―終末-破滅…』の4つのフェーズを周期的に繰り返す円環的な構造になっており、無限に周回すると考えられていました。つまり、逆戻りも反復も可能、あるいは、そうしながら永遠に回り続けるものと捉えられていました。10世紀を過ぎると日時計・水時計・燃焼時計などで時間を視覚化するようになります。12世紀以降になると、繰り返される円環的な時間の観念が否定され、終末に向かって進んでいく直線的なもの、という概念に変わっていきます。

③宇宙と時間の関わり

 先にエントロピーの定義をお話しておきます。エントロピーとは熱力学における不可逆的な方向性のある現象のことです。具体例としては、温かい飲み物と冷たい飲み物をくっつけたら温かい方から冷たい方に熱がまるで矢印のように一方向に流れていき、二度と元の状態には戻らないという現象が当てはまります。

 本題に入りますと、宇宙そのものがエントロピーの低い状態から生まれ、ビッグバンによって適度な速さで膨張することで、エントロピーが高い状態となりました🌎これは「時間」の矢が流れていることを示しています。この、適度な速さの宇宙膨張こそがすべての時間の概念の源だといわれています。逆に言えば、宇宙空間の始まりと時間の始まりは同一で、宇宙が続く限り時間は続きます。もし、宇宙の膨張がいつの日か収縮に転じ、最終的には一点に収束すると、宇宙空間は終わり、その時が時間の終わりという一説さえあります…。

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 タイムパフォーマンスが叫ばれる昨今ですが、そもそも時間とは何かを考察してみるのも面白いかもしれません😄

 それでは、またどこかでお会いしましょう(*^-^*)

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