見出し画像

我が家の『職場で泣いちゃダメなのか論争』

こんにちは!🍃

今日は、我が家で起きた「職場での涙」についての小さな論争をシェアします。

ある日、家族でテレビ番組を見ていたときのこと。

その番組では、新人アナウンサーに密着し、研修に奮闘する彼らの姿を追っていました。
そして、本格的にデビューする日が決まったことが伝えられると、
女性アナウンサーの一人が目に涙を浮かべ、感極まっている様子でした。
すると、

「なんで泣くかな~」

と父がひと言。

例え嬉し涙だとしても
「なぜ仕事の最中に泣くのか理解できない。」と

私は、アナウンサーになるという夢を持ち続け、念願のデビューが叶うというその現実に嬉しさがこみ上げたであろう彼女の涙を無条件に受け入れていたので、正直父の言葉に驚きました。

そこから、『職場で泣いちゃダメなのか論争』が始まったのです(笑)

父の意見としては、
「仕事に涙は必要ない」
「泣くならトイレでこっそり泣けばいい」

職場での涙の必要性を問われた私は、言葉に詰まってしまいましたが
涙が否定される理由、涙を隠さなければいけない理由はなんだろうと考えていました。

「他の社員の気に障る、めんどうくさい」
「感情をコントロールできないやつはダメだ」
「社会人としての自覚が足りない」

どれも腑に落ちません。

特に女性の涙には、
「泣けば許されると思っている」「涙を武器にしてずるい」
など、ネガティブな意見があるのではと思います。


「女性は男性よりも涙もろい」は本当か

「男なら泣くな」
子どもの頃からそう言い聞かされて涙を堪え続けた結果、知らぬうちに
泣けなくなってしまっただけではないでしょうか。

泣きたいのに泣けない環境で育った男性が舵を取る日本の職場での、
泣くという行為に対する拒絶反応は、この社会が生み出したものだと思うのです。


泣く=受け入れられるべき自然な感情表現

「男なのに」とか「女だから」とかそんなの関係なく、人間誰でも勝手に涙が溢れるときはあるでしょう。
嬉しいとき、イライラするとき、人と意見がぶつかったとき、誰かを想いやるとき、泣けちゃうでしょう。
泣いたらだめだと分かっている場面でも、堪えきれないときもあるでしょう。

例えば、
仕事でミスをして上司に叱責され、
自分へのやるせなさ、悔しさを抑えきれない中でも
泣いてはダメだと必死に感情にふたをする。

それが当然だとされる職場に、少なくとも私は疑問を抱きます。

家族や友達の前で流す涙と同じように、職場での涙に対しても、真っ向から否定するのではなく、もう少し寛容な空気が流れて、息苦しさから解放される人がいてほしい。


職場も大切な心の居場所

働く方々は、一社会人として仕事を任されている限りきちんと責任を果たそうと、真剣に仕事や相手と向き合っているから、上手くいかなかったときに
悔しくて涙することもあるのだろうと、学生ながらに想像しています。

心を込めているから流れる涙だと想像、共感できたら、むやみに嫌な顔をせず、そっと認めてあげられる職場、社会でありますように。
職場が仕事をする場所である以前にまず、自分を表現してお互いを認め合う、心地良い居場所であるべきだと思います。

「職場では泣くな」
そんなタブー、もうやめちゃだめですか?


【追記】
プチ論争の翌日・・・
父「昨日の話だけどさ、時代は変わってるのかもしれないね。でもお父さんたちの世代はまだついていけてないかもな~アハハ」
私「そうだねえ~少しずつお互いを解り合っていけるといいね」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?