見出し画像

[ニュース解説] 緊急避妊薬、処方箋不要に 厚労省、夏から試験運用

わんこふが注目の最新ニュースを解説します。今日は以下の3本です。

【1】緊急避妊薬、処方箋不要に 厚労省、夏から試験運用

<<解説>>
緊急避妊薬、いわゆるアフターピルを処方箋なしで、今年の夏から試験的に販売することが決定しました。医師が処方する医薬品のことを「医療用医薬品」なんて言うんですが、処方箋なしで自己判断で購入できる薬のことは「OTC(Over The Counter)医薬品」と言います。カウンター越しに薬を手に入れることができるからですね。つまり、今回はアフターピルがOTC医薬品になったということです。もっとも、今回の販売は

・研修を受けた薬剤師が販売する
・夜間や土日祝日の対応が可能
・近くの産婦人科などと連携できる
・個室があるなどプライバシーが確保できる

といった条件付きですので、完全なOTC医薬品というわけではなく、薬剤師も関与する形の販売になると思われます。アフターピルを購入する際の大きなハードルが「医師の診察」でしたが、今後はより手軽に、時間に縛られず、アフターピルを買うことができるようになるので、望まぬ妊娠も減っていくでしょう。

【2】モバイルSuica障害…原因は操作手順書に誤り JR東日本

<<解説>>
今月24日にモバイルSuicaの残高が確認できない、チャージできないなどの不具合が起こり、使い物にならなくなりましたが、その原因が判明しました。その原因とは、システム強化のために電源工事をしようとしたところ、なんとシステムサーバーのブレーカーを切ってしまったのです。逆に言えば、ブレーカー1つで日本の交通網を麻痺させることができるという事を証明したわけで、システムを強化するどころか、システムの脆弱性を発信する結果となりました。さすがに電源1つ切れるだけで、日本中に影響を与えるというのは不味いと思うので、システムサーバーの機能を分散させるべきではないでしょうか。

【3】電動キックスケーター、7月から自転車並みのルールに緩和…普及加速の一方で事故懸念も

<<解説>>
電動キックスケーターはこれまで、運転免許やヘルメット着用が必要で、どちらかというと原付に近いような交通規則でした。ですが今後は、ヘルメット着用が努力義務になり、16歳以上であれば運転免許がなくても乗れるようになるそうです。つまり、自転車と近いルールになります。運転免許がなくても乗れるというのは、観光客の人なんかも利用しやすくなるので良いと思うんですが、ヘルメットの着用は義務付けた方がいいと思います。なぜなら、電動キックスケーターはタイヤが小さく、かつタイヤ間の距離も短いので、自転車よりも安定性が劣るからです。さらに、電動モーターが付いているので、20kmくらいは簡単に出てしまいます。酒気帯び運転や歩道走行を取り締まるのはもちろんですが、ヘルメットの着用もルール化すべきではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?