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食事中、写真撮ってくれる

クリスマスツリーの前で待ち合わせ

急いでやってきて
「待たせてごめんね!」  頭を撫でてくれる

私が早めに来てただけだから、大丈夫だよ

コンビニ行く?と言うので、着いていく

寒いね寒いね、と急ぐ

彼はラップサンドを選んでた

ホットミルクジャスミンティーにした私

彼もそれにする!とのこと

財布を用意する彼の為に

二本ペットボトルを預かったら

手から温かみが伝わって

笑みがこぼれる、雑魚の私

かわいい、と笑って写真を撮ってくれた

二人で楽しみにしてた
クリスマスのチョコレートの映画を観る

視聴中、同じシーンで数度吹き出す

エンドロールが流れる
「凄く良かったね面白かったね」

言い合って、映画館を後にする

さっき買ったラップサンド食べよっか?


ショッピングビル、隅のベンチに座る



美味しいね、モフモフ頬張る

彼のなのに半分分けてくれた

先週、私は北海道に、彼は沖縄に
旅行に行っていたのでその話もする

お土産を渡し合う

彼は、ハーブティーとポケモンチョコをくれた

ちょっと前、風邪を引いた時にハーブティーを
飲んでたんだ、と言ってたの覚えてくれてたのかな

これ飲んで風邪引かないようにするね、と告げる

うん!一生風邪引かないで


ちんすコンって書かれた小さい箱も渡してくれる

チョコレートフレーバー、とある

ちんすこう?ありがとう!

でもなんか箱が小さい?なんだ?

箱側面の表記を見せてくれる

避妊具の図形

…あ!!だからコン!

好きでしょ?と言われる

彼のリュックには、前に私がプレゼントした
犬のキーホルダーが付いてる

「あ、そうだ。
  これね、会社で3人くらいに褒められたよ。
  "誰に貰ったの?"って聞かれるの」

「そうなんだ!へー!良かった〜!」


ぶらぶらウィンドウショッピングして

夕方くらいに二人ともお腹が空いて

とんかつ屋さんに入る

キムチマヨカツ丼に衝撃を受けて

モクモク食べる写真を取られる、完食

もうホテル行こっか

予約してあるホテルに向かう

電車の中で、隣通しで座って

私の胸に手が近付く

強風と冷気が酷い中

ホテルの目の前の信号が青に変わるまで、
二人で足踏みして待つ

青に変わる、ホテルに着いた、助かったね

部屋に入る

無印と沖縄土産、どっちがいい?と聞かれ

無印!と答える

今日なんかすごくかわいいって

終わって、ホテルのバイキングを食べに行く

部屋に帰る、お風呂を貯める

一緒に入って、寝床の準備、二回目

避妊具は付けなかった、これ好きなんだろな

あたしも

もう眠る時間

静かに「好き」と言われ抱きつかれたので、撫でる

私が横を向いて、背中を抱かれ二人で眠る


深夜に目が覚める

カーテンを少し開ける

ネオンライトの夜景が静かで綺麗

村上春樹の何かの小説で

主人公と一緒にベッドで眠った女が

ふと気付くと

ベッド横に立って月明かりに照らされて

一枚ずつ服を脱いでくのを

主人公の寝ぼけ眼に映すのは、

こんな時間じゃなかったっけ

読みかけの小説を読む

まだ眠気が来ないので、彼の顔に顔を近付ける

口付けをする、彼が眠ったまま頷く

面白いので、もう一度する

小説を読んだり、窓の外を見たり

眠れそうになったので隣で眠る

7:00にアラームが鳴る、起きる

彼はまだ寝てた

朝食バイキングを食べに行く準備をする

彼が起き始める


ベッドの近くをウロウロすると

抱き寄せて繋ぎ止めようとする



「化粧とかしなきゃいけないからさ、離して」

「そのままでかわいいよ〜」

駄々を捏ねる

効率的に進めたけれど、化粧まではできす

朝食食べたあとするね、と話す

彼も起きて服を着替えてバイキングへ

私はあんまり食べたいものもなくて少なめ

彼はたくさん食べてた

テーマパーク開演の30分前には向かおう、と

話していた時刻が近付く


彼がおかずとご飯を食べ終えたタイミングで

もう行こっか?と話す


できれば、予定通り動きたかったけど

大切な人の食も邪魔したくないので


ヨーグルトとかフルーツは?食べないの?

大丈夫だよ、と伝える

いいの?取ってくる!と目を輝かせて急ぐ彼

声かけてよかった

一杯のヨーグルトとフルーツを食べ追える彼

行こっか

部屋で化粧をして、向かう

開園丁度到着にはなったけど、それでいいの

整理券の取り方や、効率的な回り方や

分からないところもあったけど

何とか並ぶ乗る見る食べる

楽しいニコニコ待つ、時間が過ぎる

待ちながら話す間、

その場の会話の中の変なノリが生まれる

「バカップルみたい(笑)」笑う彼

楽しい

私が好きなポケモンのパレードが始まる

大歓喜

する私を撮る君


私が食べたいフードを買う

ちょっとあげるね、と言うと

お金を払ってくれようとする

天候は晴れてたけど、

アトラクションを待ってる間やっぱり寒かった

ヒーヒー言う私

彼が着てる上着を一枚貸してくれる

いいの?あったかい

このアトラクション乗り終わったら返すね

有難く受け取る

アトラクションが終わる

脱ぐタイミングが無くそのまま

暫くして、脱ぎたくない、、と我儘を言う

いいよ、と笑う彼

クリスマスの遊ぶ日に絶対返すからね

薄暗くなってきて、遊びも終盤

彼の親父ギャグを「つまんない」と本気で怒る

「これからも仲良くしたいから言ってるのだ」
告げる

しょぼくれた顔で聞いてくれる

並んで待ってる間、

私を触ったり抱き締めようとする


人に勝手に触れられたり、行動を制限される

左右されるのが苦手な私、癇癪を起こす

しょぼくれた顔で聞いてくれる

歩き疲れて、並んで待ってる間

一日の疲れで思考がふやふやになってくる

彼が何度もこちらに顔を近付けてくる

すんでで躱す私をかわいいと言った

待ってる間、

鼻先が冷たくなり、彼に後ろから抱きついて

首元、上着の上に鼻を埋ずめる

首の後ろの匂いがする

いい匂い

ほんと?香水とか付けてないのに、と話す彼

性欲が刺激される匂い

全部乗りたいのを粗方乗れて、閉園時間

テーマパークを出て、晩御飯を食べる

「あなたはいい人で我慢強いから

  ほんとに嫌な時は、嫌って言うんだよ?」

彼のフリースを着たまま帰る

乗り換えの駅まで一緒に乗る

鼻先が冷たい私、彼に手のひらで温めてもらう

鼻先の冷たいのって嫌だな、と気付いた数年前

ここだけあっためるカイロがあればいいのに

でも取り付け方が難しいか、とか考えてた

でも分かりました

最適なのは、人の手です

乗り換えの駅でお別れ

ずっと手を振る

好きなミュージシャンが最近出した曲

"初恋"

聞いてると、何だか彼みたいな雰囲気の楽曲だな
と感じる

私が初恋みたいな煌めきをあげられてるといいのにな

烏滸がましい身勝手な祈り

私のことを初恋、と思ってくれ

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