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2023年7月20日テスラ株はなぜ下げたのか?テスラ株は買うべきか?買わないべきか?

7月20日(水)の米国マーケットでテスラ株はプレマーケットから4%ほど下げておりマーケットOPEN後、9.74%の大幅下げで終わりました。

直近の19日にQ2の決算が発表されwebcastでearning callも聞いた上で下げた理由を探っていましたがGary Black氏(Future Fundのパートナー)のtweetが私にとっては腑に落ちましたので紹介させていただきます。

1. 生産台数の低下

第3 四半期の生産は、工場のアップグレードにより第 2 四半期の生産から若干減少する予定です (第 3 四半期と第 2 四半期で 2 ~ 3,000 の増加を期待していました)。

2. 自動運転技術のOEMについて交渉開始

TSLA は FSD(フルセルフドライビング) のライセンスを取得するために少なくとも自動車メーカー1社とOEM提供の交渉中

3. さらなる値下げもあり得る

管理部門はこれ以上の値下げは約束せず、金利が上昇し続けるかどうか次第であることを示唆しており、支払いを同じに保つためには価格を下げる必要があるかもしれないと示唆しています。イーロン氏はまた、自動運転性の向上により、FSD/自動車の価値が増加するため、マージンの低下はもはや問題にならないと主張した。

4. サイバートラックの納品は今年後半に開始され、2024 年に量産される予定

2019年に発表されてから4年経っていることで期待もありますが「本当に量産できるのか?」という企業に対する信頼感の低下も見られています。

5. 1台当たりの自動車売上原価が前四半期比で最大の下落を記録した

生産性の向上などにより車両を作るための原価が低下しました。

上記のうち、2,4,5は明らかにポジティブであるものの、1,3,についてはネガティブに捉えられておりそれが今回下げた理由ではないかとのことです。

テスラ株は買うべきか?買わないべきか?

テスラは自動運転やロボタクシーなどまだ一般人が理解できない未来の事業に多額の投資をしています。将来的にはiPhoneのようにサービスで収益を上げる戦略を進めたいため世の中にテスラ車を出荷することを重要項目にしています。そのため、自動車はどんどん値下げをし販売し、材料調達、生産性の向上を急いでいます。直近の利益率は会社が危機的な状況にならない限りどうでも良いのです。

一方現実的な投資家は他の自動車メーカーより高い利益率で売れるテスラ車が大好きでした。利益率が高くてめちゃくちゃ売れるテスラを期待していました。さらにFSDやロボタクシーについては頭では理解しているつもりではいても現実的に無人のタクシーが走るのか?と疑心暗鬼で顕在化されていない未来図でありまだそこに多額を投資する意思決定ができないというところではないかと思います。

テスラの未来を信じ長期的な視点に立てる方、既にホルダーの方はホールドで良いと思います。

多分その未来は実現します。

ただ、もう少し未来が見えてからでも遅くはないと思います。

例えばFSDのOEMの決定が発表された後やサイバートラックの出荷開始&売れ行きを確認後、またはQ3決算などテスラ社の良い兆候を確認する材料は今後いくらでも出てきます

大きく儲けたいならホールド、または買い増し。確実に儲けたいなら合図を待ってからで良いかと思います。

私は順張り投資ですので上がり始めてから買い増します。





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