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FIRE後の資産運用実録
資産からの収入で生活を始めて(Financial Independent(経済的独立)して)1年が経過しました。
この仕組みで生活費を賄おうと考えている人の参考になればと思い、記録を残します。
何故、定職を辞めてこのような生活を始めたのか?
簡単に言うと専業投資家になることでより大好きな投資にのめり込み、生涯で資産100億円を目指せるのでは?と思ったからです。仕事が嫌いで辞めたかったわけではなく、資産家になるためには専業になるしかないと考えました。
1年前の資産状況
私は2023年4月に定職を辞め、30代後半でFI(Financial Independence)状態になりました。決断時の資産の内訳は以下の通りです。
証券口座8000万円程度(7割がVTI,VOOなどのETF。2割〜3割程度で米国個別株、ちょっと日本株)
ジュニアNISA口座1000万円程度(VOO子供3人分)
不動産戸建て賃貸2軒。各10万円程度で賃貸中
働かないのに生活が成り立つ算段
毎月の生活費は住宅ローンの返済なども含め45~55万円ほどです。
車持ちですし、子供達の習い事や受験を控えているため塾代も高く平均的な家計より高いかもしれません。
賃貸の家賃20万円はそのまま生活費に使い、資産の取り崩しを毎月35万円、毎月55万円で過ごせば成り立つのでは?と思いこの生活をスタートしました。
なお、妻は時短で働きたいとのことで、ずっと働いています。妻には毎月5万円生活費として入れてもらっているのに加え扶養で子供たちの社会保険など加入してもらっているのでだいぶ助かっています。
撤退基準
この生活を続けてみて思うように行かず、株式資産が5000万円を切ったら才能がなかったということでまた働こうと思ってはじめました。
5000万円あれば4%ルールで年間200万円、そこに家賃収入などがあれば最低賃金の仕事でも十分家族を養えると思ったからです。
繰り返しますが仕事が嫌いでやめたわけではないので全く問題はありません。
リスクも考慮
賃貸についてはいつか入居者の方が引越し、しばらくテナントが決まらない可能性もありますので最悪家賃が一軒分入らなくても生活はできるようにしました。
また、子供達のジュニアNISAは取り崩しの対象からは外して完全に別資産として計算するようにしています。
そして、私が自宅にいることで日々の生活をハックするため、生活費は共働きでいた時よりも抑えることができるだろうとも思いました。(実際できています。)
試さないことが最大のリスク
何度計算をしても生活が成り立ちそうですし、仮に失敗しても全く問題ないと思っていました。
このような状況と資産100億円を目指す目標がありながら、過去の生活を続ける理由は全く見つからず試してみないことが最大のリスクだと感じるようになり今の生活に踏み切りました。
1年後(現在)の資産状況
結果、2023年11月からたまたま相場がよく資産は想定よりも大きく伸びました。
証券口座1億円程度(7割がVTI,VOOなどのETF。2割〜3割程度で米国個別株、ちょっと日本株)
ジュニアNISA口座1300万円程度(VOO子供3人分)
現金600万円
不動産戸建て賃貸2軒。各10万円程度で賃貸中
5月の相場が良いうちに、残り1年分の生活費として400万円を証券口座から取り崩し銀行預金に入れ替えました。
この1年間、勉強したこと
専業投資家になったわけですが、私の場合ETFが大半で個別株は3割程度ですので専業投資家を名乗るほどのレベルではないかと思っていますが、この1年間で
CNBC Proに課金し毎日Mad Moneyをチェック。わからない箇所はMakabeeさんの解説動画でより理解を深める。
気になる企業の適時開示、決算短信、決算説明会は見る
金利やチャートなど難しくて理解できなくてもちょっとづつ理解する
書籍を読む
などを行ってきました。1つの大きな要因で成果が上がったわけではありませんが、今年に限って言えば「アノマリー投資」という書籍で米国大統領選の際のアノマリーなどについて学べたことは株を保有する上で握力につながりました。
ちなみにこの書籍の中の2013年頃に作られた2025年までのDOWチャートの再現性は高く2022年の下落や2024年の上昇までを予言しており驚きました。
人によっては「そんなレベルの勉強か」と感じるかもしれませんが、私にとってはこれまで知らなかった、わからなかったことであり、これらの習慣や学んだことは仮に今後投資がうまく行かず働くことになっても糧になる貴重な知識です。集中して1年間専業として活動してよかったなと感じています。
今後の予定
定職に就かず専業投資家で生計を立てる私にとっては資産をどのように増やしいくかと同時にどのように守っていくかも考えていかなければなりません。
私の計画では
ETFへの投資が1億円を超えるまでは今の比率でPFを組む
ETFへの投資が1億円を超えた分は普段の生活では使わない資金なので思いっきりアクティブに投資をする(資産2億、3億になるとアクティブな資金がどんどん増える)
いつ暴落するか失敗するかわからないので住宅ローン控除が終わったらローンは完済する。
と考えておりあと3年後位にETFの投資額が1億円を超える予定なのでそこからが専業投資家としての勝負だと思っています。
まとめ
今回はFIRE後の資産運用ということで資産や生活費などお金に関することについて書いてみました。
ただ当たり前ですがこの生活をして思うことも数多くあるわけです。
「この生活をする目標は?」「100億を稼いでどうするの?」などなど
しかしながらここで書くとポエムみたいになってしまうので今回は割愛させていただきました。
FI済みの方も、FIを目指している方にも参考になれば幸いです。
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