空を見上げて

もうきっと無いと思う。

こんなに、空ばかり見ていたくて。
空を見てると、泣きそうになること。


通勤中。
反対方向の空を目指して、
歩きたくなること。
車窓から見つけた、
虹の元に行ってみたくなること。


何かは認識出来ないけど、
毎日、見上げるたびに受けとっている。
感動。感情。衝撃。

これはなんだろう?

言葉に出来ない、もどかしさ。
思い出すと、泣きそうになる…。

どんな意味があるんだろう。
何を受け取っているんだろう。


1つのテーマについて
くりかえし、繰り返し考える。思い出す。

こうだったのか!
あぁだったのか?

意識せずに、自問自答している。

流れていった感情を、思い出すように。
気付かなかった想いを、掬い上げるように。


昔はただただ、後悔していただけだった。
「あぁすれば良かった…」
「そういうつもりで言ったんじゃないのに…」
マイナスのループに呑まれていた。

今は、ありのままを見つめている感覚。
冷静な自分が見つめている。

あぁ、悲しかったんだ。
あぁ、悔しかったんだ。

「今日の空は青いんだねー」位の感覚でいる気がする。


こんな風に感じていたのかもしれない。
思えば、こうだったのかも…

旬の感情ではないけど、私にとっては必要な作業。

すぐに認識出来ない、大事な感情や思考を
繰り返すことで、覚えていたい。
認識したいのかも。

何かはわからない、大きな衝撃。
感情の揺れ。
それを何度も思い出すことで、認識する。

色、形、硬さ、輝き、大きさ、重さ。
温度、質感、香り。味。
名前をつける為…?
認識する為。

1つひとつ、見ていく。
私のカケラだから。
大事な、私を彩るものだから。

今日も空を見上げて、何かを受け取っている。


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