2023.2.22

今日は久々に喫茶店へいってみた。荻窪 邪宗門。
荻窪駅北口を出てすぐ、古い小さな商店街に佇む小さな喫茶店だ。邪宗門(ジャシュウモン)というのは邪な宗教、つまりは江戸幕府で禁止されたキリスト教を意味する言葉らしい。私自身、宗教の関連する話や言葉が好きなので、先ず店名に惹かれた。

かわいらしい店構え

15時オープンとのことで、学校が早く終わった今日は開店と同時に入ろうと、15時丁度に店の前に到着した。店の前には既に2人程、開店を待つ人達がいた。

15時20分になった。なかなか準備中の札があがらないので、持ってきていた文庫本を読みながら待っていると、隣にいた女性に声をかけられた。なかなか開きませんねと言葉を交わした。ここでもう少し話を広げられるような人が世間を上手に渡り歩くのだろうと、実感させられた。

15時40分。開店した。今日は店主のおばあちゃん(92歳)と店員さん(?)の男性2人揃って寝坊してしまったらしい。これもまた趣がある。

店の中へ入ると目の前には急な階段、登るとレトロな雰囲気が漂う客席が。スピーカーから流れるシャンソンも心地が良かった。18時以降は煙草も吸えるらしい。喫茶店の良い所もしっかりと残っていて感動した。(画像参照)

椅子が可愛い
壁の落書き、良いよね
可愛すぎる照明たち
席の横に並ぶ手塚治と伊藤潤二の作品の数々

開店と同時に入店した私を含む5人のお客さんが席に着いて暫くすると、店主のおばあちゃんが1人づつ、丁寧に、ゆっくり注文を取ってくれた。
最初に珈琲は1時間近く時間を頂きますが宜しいですか?と断りを入れたおばあちゃん。珈琲に1時間??と驚いている人が多く、おばあちゃんがわざわざ下に居た男性に確認しにいってくれた。実際には珈琲以外のメニュー(パウンドケーキ等)は注文が入ってから焼き始めるそうで、時間がかかるという意味だったらしい。おばあちゃんの勘違いにもなんだか、かわいらしさを感じた。
パンケーキを楽しみにしていたので少し残念だったが、私はミルクコーヒーだけ注文した。

数十分すると、おばあちゃんがたくさんのカップを持ちながら、急な階段を登って各テーブルに珈琲を届けてくれた。本当に急な階段だった為、おばあちゃんが運んでくれるのか...としみじみしてしまった。

急すぎる階段。昇り降りが少し怖かった。

肝心のミルクコーヒーはちょうどいい温度で、とってもおいしかった。恥ずかしながら、珈琲があまり得意ではない私でも美味しく飲めるミルクの加減だった。カップとソーサーだけでなく、シュガーポットすらも素敵なデザインだった

ミルクコーヒー

1時間半程して、持ってきた本もちょうどいいところだったので店を後にした。お会計の時も注意深く確認しながらお金を数えてくれたおばあちゃん。たくさん挨拶もしてくれた。良いおばあちゃんでした。本当におばあちゃんありきの喫茶店。長生きしてほしい(涙)

帰りにドンキホーテでカラコンを買った。ノスタルジックな雰囲気とのギャップで少し店内であたふたしてしまった。
ついでにタウンセブンとルミネにも寄った。別に久しぶりだったり、見たいものがあったわけじゃなかったけど、全部のフロアをしっかり見てしまった。多分、私は商業施設が好きなんだと思う。
タウンセブンの本屋で、逆張り女を発揮して読んでなかった又吉直樹の『火花』を買ってみた。あれだけ話題になった時に読まずに、何故、今更読む気になったかというと、又吉直樹のYouTubeが面白かったから。LOOK BOOKの動画がお気に入り。

こんな感じで放課後を1人で満喫してみた。また色んな喫茶店にいきたい。

放課後ティータイムって...こういうことか...

↓↓GO GO MANIAC/放課後ティータイム↓↓

この記事が参加している募集

今日やったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?