イアヴィルスに関する研究者の手記

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今回確認できたのはイア感染症の原因が細菌ではなくヴィルスによるものである事。ヴィルスはイア、又は感染者から体外に排出された時点から死滅を開始し、およそ50万匹が日光、気温、湿度に関係なく死滅1分以内に消滅する事である。

その為ヴィルス検体の保管、培養は非常に困難であり感染者の体内で保持した状態で観察する特殊な顕微鏡をドイツから取り寄せる羽目になった。

現在は施設で管理している感染者2名のほかに検体はない。イアは検体採取にあまり協力的ではないし、今度いつ顔を出すかわからない。あのヘンタイ教授に何とかしてもらおうと思う。


4/11
ようやく顕微鏡が届く日程が決まった。だが遅かった、感染者1名は今日の未明に死亡したしもう一人も容体が悪化している。とても検体を取れる状態じゃない。夏になればイアが活発に活動を始め、感染者検体には困らなくなるだろうが、感染初期の状態でここまで連れてこれる例は稀だ。


4/22
顕微鏡が届いた。デカい。だが今は見る物がない。イアが近くまた交配テストに来るようだ。あのヘンタイ教授に念を押しといたけど検体採取できるかどうかは全然わからん。ココの感染者が死ぬ前に生体液のマウス移植をやってみたが何の成果もなかった、いや、ヴィルスがヒト以外の生体内でも対外環境下と同じように消滅する可能性は確認したか。まったく面倒なことだ

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ドーモ、澤村求深です 絵を描いたり描かなかったりします