[落語会]奮闘馬石の会_2023/07/23
隅田川馬石師匠のこの会には、毎回必ず行くことにしている。タイトル通り、師匠の奮闘するお姿を拝見できる、楽しみな会。
今回は「辰巳の辻占」以外は初聴き。「豊竹屋」は義太夫好きVS三味線好きの可笑しな攻防からの、サゲもかわいらしく。「蒟蒻問答」は何だかとても劇画的な風情で、また師匠の新しい魅力を発見。
この日は、五街道雲助師匠が人間国宝になられたばかりとあって、弟子の馬石師匠が何を語られるか、客席全体が固唾をのむような雰囲気だった。雲助一門は、雲助師匠はもちろん、弟子の白酒、馬石、龍玉の三師匠とも、それぞれが違った個性で大活躍されている奇跡の様な一門だが、今後、どこまで行ってしまうのだろうか。馬石師匠がまくらでおっしゃった言葉が印象的だった。
「ずっと体の芯が震えている」
そうか、ファンだけでなく、弟子にとっても、芯から震えてしまうような出来事か。