見出し画像

子どもと一緒に身近な世界を大発見!大人も楽しめる動物ものまね芸講座と自然観察プログラムを体験してみた!

こんにちは!
WAmazing Play編集部です!
不定期更新第3弾!今回のおすすめ体験レポートは「まねき猫とタヌキの生きものスペシャルツアー」を紹介します!!

全国的に緊急事態宣言が解除され、新規感染者数も減少傾向となり、以前よりも近場へのお出かけがしやすくなりました。しばらくの間、家族(妻、長女、長男、私、都内在住)での旅行を控えてたのですが、子どもたちもやりたいことや行きたいところを積極的にリクエストするようになりました。人気のレジャーランドで思いっきり楽しむのもいいのですが、親としては子どもたちに何かしらの学びになるような体験もさせてあげたいところ。そこで今回は招き猫電車で行く!まねき猫とタヌキの生きものスペシャルツアー!伝統芸能「動物ものまね芸」講座付きというツアーに長女と2人で参加してきました(参加条件が5歳以上だったので年少の長男は泣く泣く参加を断念)。寄席芸人の話を間近で聴くことができたり、「ダーウィンが来た!」「天才てれびくんHello!」」等、テレビ番組にも多数出演されているささき隊長が講師を務める自然体験プログラムなど、子どもだけでなく大人も楽しめるのではないかというのが参加したきっかけでした。

江戸家まねき猫さんによる動物ものまね芸講座

iOS の画像 (8)

はじめは三軒茶屋駅に隣接するキャロットタワーのセミナールームで寄席芸人の江戸家まねき猫さんによる動物ものまね芸講座からスタート。動物や虫の鳴きまねを昔話を交えながら面白い話術を使って伝えてくれます。

江戸家まねき猫
寄席芸人(動物ものまね)
公益社団法人落語芸術協会会員
都内の各定席をはじめとする寄席の高座に動物のものまね芸で出演している。その他、女優、ナレーター、レポーター、ラジオパーソナリティとしても活動している。動物ものまねの高座の形式は落語と同じように座布団に座ります。
出囃子<猫じゃ猫じゃ> 

〜〜 江戸家まねき猫オフィシャルサイトから引用 〜〜

iOS の画像 (9)

カラス、ニワトリ(オス・メス)、馬、かえるなどを披露いただきました。そっくりなのはもちろんのこと、目の前で披露されるとかなりの迫力があります!

動物ものまねを披露いただいたあとは動物ものまねを丁寧にレクチャーしてくれました。大人も子どもも一斉に取り組むのですが、これが意外と難しい!たとえば普段聞き慣れたカラスの鳴き方にも違いがあり、当然カラスの種類によっても鳴き方は違います。カラスの鳴き声なんて今までなんとなくカラスという括りでいっしょくたにしてきましたが、今回の動物ものまねを通じてハシブトガラスとハシボソガラスの違いを知ることができました。自分が普段どれだけ身の周りの世界を観察せず無頓着に過ごしているのかを痛感しました。そしてこの先のプログラムでも観察という行為を通じて身近な世界の解像度がグッと上がるような体験が続きます。

貸し切り!招き猫電車!

iOS の画像 (10)

動物ものまね芸講座終了後、会場だった三軒茶屋を後にして、東急世田谷線を走る招き猫電車に乗って下高井戸を目指します。

iOS の画像 (11)

駅のホームで待っていると招き猫電車(かわいい!)がやってきました!ホームにいた人たちが一斉にスマホで撮影を始め、みんなのテンションが一気に高くなったことを感じました。なんとこの日の招き猫電車は今回のプログラムに参加した人たちだけで貸し切りだったんです!

iOS の画像 (17)

正面だけでなく側面も招き猫がラッピングされています。

iOS の画像 (12)

車内には猫の足跡も!

iOS の画像 (14)

つり革も招き猫!

iOS の画像 (16)

2両編成の車両間には招き猫の首輪があしらわれています。車両の外も中も招き猫づくしです。

iOS の画像 (32)

車内では江戸家まねき猫さんに代わり、ささき隊長がガイドを務めます。噺家を目指していたというだけあって、話がとても上手でわかりやすく、声も聞き取りやすい!線路沿いの草花、たぬきが住んでいる草むら(20匹くらい生息しているらしい)など、車内から見える風景について詳しく教えてくれるので下高井戸に到着するまで全く飽きることがありませんでした(ちなみにささき隊長の帽子はたぬきであり、アライグマではないことを何度も主張されていました)。

ささき隊長(佐々木洋)
プロ・ナチュラリスト(登録商標済) 。
日本では数少ないプロフェッショナルの自然解説者。
(財)日本自然保護協会自然観察指導員、東京都鳥獣保護員などを経て、25年以上にわたり環境教育・自然解説活動を展開。

▼ 受賞
・NHK地域放送文化賞受賞
・グルノーブル環境映画祭4位(フランス国営放送主演番組)
・読売広告大賞受賞(監修した環境ポスター3部作)

▼ TV出演
・NHK総合「ダーウィンが来た!」「ひるまえほっと」
・テレビ朝日「スーパーJチャンネル」 ほか出演番組多数

▼ 著書
・となりの「ミステリー生物ずかん」時事通信出版局
・「ぼくらはみんな生きている」講談社(課題図書に選定)
・「ナンコレ生物図鑑」旬報社
・「野遊びハンドブック」光文社 他

~~ animaniaオフィシャルサイトから引用 ~~

iOS の画像 (36)

途中、東急の職員の方たちが出迎えてくれました!みんなでお互いに手を振り合いました。手を振ってもらえるってこんなに嬉しいものなんですね。

大発見の連続!ささき隊長の自然観察プログラム

iOS の画像 (38)

下高井戸に到着後、甲州街道沿いにある公園へやってきて自然観察プログラムが始まりました。そこでささき隊長から、この公園内にあるものを観察し、気になったものはささき隊長に報告するというミッションが参加者に与えられました。

iOS の画像 (21)

普段であれば見過ごしてしまうようなものでも、ささき隊長の手にかかればどんどん新しい世界が広がります。たとえばこの写真の木、一見普通のどこにでもあるクスノキ(トトロが住んでいる木で有名)ですが、その落ち葉を砕いて匂いを嗅ぐと湿布やミントを彷彿とさせる香りがしました。これには子どもたちだけでなく大人も驚いていました。ささき隊長の博識ぶりに関心しきりでした。

iOS の画像 (23)

地面からまっすぐに伸びているのはノビル(野蒜)という草。どこにでもある草ですが、手にとって丸めて匂いを嗅ぐとネギの匂いがしました。ネギ属の一種だそうです。

iOS の画像 (24)

参加者のママさんが珍しいクモを発見しました。これにはささき隊長も大興奮!ワカバグモというクモだそうです。さっそくアクリルの瓶に捕獲します。

iOS の画像 (35)

捕獲したワカバグモを虫めがねで観察します。noteにはあえて写真を載せませんが、その後逃したワカバグモが蚊を捕まえて捕食しているところを見つけた子どもたちがその様子を興味津々に眺めていました。怖いもの見たさもあったかもしれませんが、ささき隊長による説明でワカバグモに詳しくなったせいか、好奇心からじっくり観察している真剣な雰囲気がこちらにも伝わってきました。

自然観察から学べる、世界が少し豊かになるヒント

iOS の画像 (27)

他にも、どんぐり、キタキチョウ、ワカケホンセイインコ、カラス(動物ものまね芸講座で学んだハシボソガラス!)など、偶然と観察と発見の連続でした。この公園自体はどこにでもある普通の公園で、なにか特別な様子はありません。自然観察といっても野放しの自然を相手にしているわけでもありません。そしてこの自然観察プログラムは緻密に組み立てられたプログラムというよりは、ささき隊長を中心としながらもその場で即興が自発的に発生していくような、その場限りの体験です。おそらく私がもう一度同じプログラムに参加しても、この日とまったく同じ体験はできないでしょう。単なる自然とのふれあいにとどまらない、五感で自然を観察するということを子どもたちと学べる貴重な体験でした。そこには学びという堅苦しさはなく、身近な世界がエンターテイメントに早変わりする面白さ、その先にあるのは、見慣れた世界に奥行きが生まれ、いつもとは少しだけ違って見えるような、ちょっとした豊かさかもしれません。

お知らせ

このアクティビティは11/3(水)のみの実施でしたが、好評につき別日程でもこのプログラムが実施できるよう調整中です。もし新たな日程が決まればこちらのnoteでもご案内させていただきます!

WAmazing Playではささき隊長と一緒にムササビを観察するアクティビティもご用意しています!場所は自然豊かで都心からもアクセス良好な高尾山です。ぜひこの機会にご参加ください!

さらにもうひとつ、現在WAmazing Playでは会員登録をされた方を対象に、ヘリコプター夜景フライトを毎月プレゼントするというキャンペーンを実施中です!第1回目の応募〆切は11月30日(火)、第2回目の応募〆切は12月31日(金)です。みなさまのご応募、お待ちしております!