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WALTZMORE / DIALOG 始めます。

ご挨拶

こんばんは。
本日より、webマガジン "WALTZMORE / DIALOG"を始めます。
"WALTZMORE / DIALOG" では、メンバー一人一人が今、自身の音楽活動、表現活動に対して抱いているリアルな心情を記事におこしていきます。
ゆくゆくは僕らの音楽を好きでいてくれている皆とより絆を深められるようなコンテンツにできればいいな、と思い立ち上げてみました。

初回はこうのいけが、自粛期間中の音楽活動とその裏側、そして現在の制作環境についておはなしします。

コロナ禍による制作環境の変化

僕は今まで弾き語りで楽曲を作り、元メンバーの涼真の家で一緒にアレンジをしたものをメンバーに聴かせ 各々に練習してもらうという制作スタイルをとってきました。
しかし、3月からバンドのライブ予定がすべて潰れ、4月からは首都ロックダウン。メンバーとの接触が完全に絶たれ、リモートでの制作を余儀なくされました。
もともと機械オンチの僕はDAWソフト(パソコンで楽器や歌を録音したり、音を打ち込めるソフト)の使い方が全然分からず、四苦八苦しながらなんとか自分の歌を録ることができる状態まで持っていき、テレワークビデオ「キスミィ」のボーカルレコーディングを自宅で行いました。
(この頃の右も左もわからず右往左往していた自分を思い出すと割と恥ずかしい。辛い。)

キスミィ Telework Music Video

この経験がきっかけとなり、僕は宅録に没頭するようになります。
自分でドラムを打ち込み、ギターを重ね、オリジナルのトラックを作って、そこに歌やラップを乗せて遊んでいました。いつかこの遊びを、WALTZMOREとはまた違う名義で発表したいな〜なんて思いながら僕は孤独な制作にどんどんのめり込んでいったのです。
(大昔のことのように話していますが、今年の4月中旬のおはなしです。)

メンバーの脱退、クアイフとのリモートライブ、転機

バンド内でもオンラインで打ち合わせをしながら新曲を作っていましたが、その実あまり上手くはいきませんでした。当時の僕は実力不足だったのと、一人で制作をすることにすっかり夢中になってしまい、メンバーとのコミュニケーションもうまく取れていなかったように思います。

ほどなくして、涼真から脱退の意思を告げられます。
この件については、脱退の発表時コメントにて思うがまま綴っているので割愛します。

5月に差し掛かった頃、クアイフというバンドのボーカル、森さんから「リモート生演奏のゲストボーカルとして夏未と一緒に出て欲しい」という誘いを受けました。
クアイフはコロナショックの直後から"Periscope"という配信ツールを使い、メンバー一人一人の自宅を繋いで演奏を生配信するという独自の活動をしていました。
「リモート生演奏」にはDAWソフトが必須であり、僕はちょうどいいタイミングで参加することができたのです。

久しぶりにライブができる嬉しさから、僕は次のお給料で買おうと思っていたコンデンサーマイク(※レコーディングなどで使用するマイク)とマイクスタンドを買いに走り、リモート生演奏に臨みます。
そして、

夏未と共に乗り込んだクアイフのリモートライブは無事成功に終わりました。この放送が僕にとって大きな刺激となり、WALTZMOREも負けていられないな、まだまだバンドを続けたい!し、もっと音楽そのものを追求したい!という確かな活力を与えてくれました。(クアイフありがとう。)
それからというものの音楽制作に、より多くの時間を割くようになりました。少し前まで自分のためだけのものになりつつあった音楽は、気づけばバンドのためのものに立ち返っていたのです。
今ではオンライン上をメインに、次回作に向けメンバーと共同で制作をしています。
素晴らしい楽曲たちが出来上がっているので楽しみにしていてください。

短期間で色々ブレたし、メンバーも抜けたけれど、結局全ての出来事が意味を持って、僕を進むべき道にもう一度立たせてくれたように感じます。

読んでわかる通り二転も三転もし、現在の制作環境が誕生しました。猛スピードで必要な機材を揃えたおかげで、僕の頭の中で鳴っている音、出したい音は自分の部屋から際限なく出せるようになりました。今まで配信ライブでしか使っていなかった小さな和室に、新しい宇宙が生まれたみたいでとてもワクワクしています。

そこから今回完成したソロ名義での配信e.p. "NUDE"についてのおはなしは、また今度させてください。

最後に

WALTZMORE / DIALOG 初回、お読みいただきありがとうございました。如何でしたか?これからも自分の作曲方法や楽曲解説、日本の音楽業界の情勢だったりバンドのこと... などなど、個人的にもっと深く掘り下げて書きたいことが沢山あります。

皆さまとWALTZMOREのリアルを共有して、一緒にワクワクドキドキしたいです。単純に他の三人の記事を読んでみたいしね。

さてさて、お次はベースのユウセイに回します。どんなことを語ってくれるのでしょうか!


こうのいけ はるか / Kounoike Haruka

WALTZMORE Vocal, Guitar


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