サム・ペキンパーとドン・シーゲル、凡作や失敗作をバネに巨匠に上り詰めた、二人三脚。
「目を覆いたくなるほど凄まじい暴力を描く」 との代名詞が似合う
70年代ハリウッドを代表する映画監督にドン・シーゲル(1912年〜1991年)と
サム・ペキンパー(1925年〜1984年)がいる。
このふたりはセットで語らなくては行けない。なぜなら、ニュー・ハリウッドの作家、遅咲きの作家、バイオレンスの巨匠、という共通点があるから。そして、それ以上に、この二人は師弟関係にあった、という重要なつながりがあるから。
彼らの映画づくりへの執念、原動力は、どこから生まれているのか。