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木蓮の花開くころ

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ここでは、かっこよくない障害者のぼくの半生を語ります。そこで出逢った友人はかけがえのない財産です。
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#養護学校

そんなこともありました

 あの日、ぼくは養護学校の教室で、M先生に給食を介助してもらっていました。  野菜スープだ…

修学旅行

 二泊三日だったのか、三泊四日だったのか、もうハッキリとは憶えていない。  養護学校の中…

 忘れられない色がある。 よく磨かれた黒板の深緑だ。  たったひとりの教室。 まだ誰の手に…

赤いベストの少年

 十歳を過ぎたころだっただろうか。  ぼくを可愛いがってくれた看護婦さんがセザンヌの「赤…