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木蓮の花開くころ

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ここでは、かっこよくない障害者のぼくの半生を語ります。そこで出逢った友人はかけがえのない財産です。
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#重力介護

彼の価値観

 それほど親しい関係ではなくても、顔を合わせる期間が短くても、ぼくの心に足跡を残した人は…

流れる映像の記憶

 幼いころの記憶には、切り取られた写真のようにまったく動かないものと、その情景が見事なま…

教室にて

 隣の席のK子が、ぼくの肩をポンポンとたたいた。ハッとして顔を上げると、M先生が目の前に立…

がんばるということ

 Yさんと出逢うまで、せわしなく動きまわる人をみると、「そんなにがんばらんでも、ゆっくり…