金木犀の匂い

ふんわりと漂う枯れ葉の息吹
あぁ、秋を感じる。
乾いた風が髪を靡かせたら
あの花が気にかかる

ススキの群れに飛び込んで
バッタやコオロギの住む世界で
君を想う詩をみんなで歌っているのさ

名残惜しい季節の始まりに
咲き誇るだなんて、、ずるいよ
君が教えてくれたんだ
枯れてゆく美しさを

金木犀僕を誘って
その匂いの中でたまらないくらいに
深呼吸がしたいよ
追いかけているんだ
君に虜な秋の最中に見ている月が綺麗だから

ぼんやりと彷徨う夏の面影
ああ、秋を感じる
朝靄が山の稜線を映せば
あの花を気にかける

稲穂の群れに飛び込んで
羽虫やトンボが踊る世界で
君を想う歌でみんなと踊っているのさ

名残惜しい季節の始まりに
咲き誇るだなんて ずるいよ
君が僕に教えてくれたんだ
枯れてゆく醜さも

金木犀僕を誘って
その匂いの中で
たまらないくらいに深呼吸がしたいよ
追いかけているんだ
君に虜な秋の最中に見ている月が綺麗で

金木犀僕を誘って
その匂いの中で
たまらないくらいに深呼吸がしたいよ
僕は願っているんだ
たった1人の自分を咲かす
君になれますように

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