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【吉澤匠】緊張しないメンタルコントロールの仕方とは?

こんにちは、実地審査が今週の土曜日に迫ってきましたね。体調管理等準備は万全でしょうか?この記事では今回の実地を頑張る人や次の機会にチャレンジする人へ向けて、本番での緊張が和らぐ考え方を書いていきます。

1. 緊張ってなんだろう


改めまして、いよいよ明後日は実地審査です。そして本番において付き物であるのがそう、緊張ですね。「練習ではうまく出来たのに本番で突然頭が真っ白になった」「やろうと思ってたことができない」など、皆さん一度は経験があるのではないでしょうか。

こういった、演奏することに対する緊張のことを「音楽演奏不安」と言うそうです(そのまんま)。難しい言葉を使うと、「演奏者の音楽的素質・訓練・準備状態に対して不当なレベルまで、公演に対する強い不安を感じたり、公演で演奏技術が損なわれたりすること」と定義されます。

つまり、必要以上の不安やストレスで練習してきたこと以下の演奏になってしまう、ということです。ちなみに練習不足で上手く歌えないことはこれに含まれません。精進してください。

2. 緊張の原因



緊張がそもそもどういうものなのか、多少なりとも分かったところで、「なぜ緊張するのか」について考えてみましょう。今回は実地直前ということもあるので、審査を想定したお話をします。

まずそもそもですが、緊張をなくす最もいい方法は経験を積むことです。これは間違い無いです。色々なライブ、審査に出て成功したり失敗したりすることで自分の中に経験値が溜まっていき不安への解消に繋がります。ただ、あと2日でそんなことは出来ないので違うアプローチで考えていきましょう。

前の項目で「不当なレベルの不安」というフレーズが出てきましたね。本番にこのような強い不安を感じてしまう理由、それは皆さんが「上手くやろう」と考えているからではないでしょうか。確かに年に2回のサークルライブ、そしてそれに出るための実地審査。良い演奏したいですよね。審査を通過、あるいは高い順位を取りたいですよね。気持ちは痛いほど分かります。ただ、それを意識しすぎるあまり自分以上の何者かになろうとしていませんか?

吉澤1

(誰しも憧れる人物像がある。しかし現実は、、、)

音楽にラッキーパンチはありません。サッカーで、蹴ったボールがたまたま相手のゴールに入ることはあるかもしれないです。ではアカペラではどうでしょう。残念ながらえいっと適当に出した音が当たるということはありません。(ごく稀にあるかもしれないですが、、、)

どんなに上手くいっても今まで練習してきたことしか出来ません。上手くやろう上手くやろうと思っても所詮はその程度です。貴方は貴方がなろうとしているほど大した演奏家ではないのです。(炎上しそうなことを言ってしまった)

逆にいうと、貴方は今まで練習してきたことは出来ます。そんなの当たり前だ、という声が聞こえてきますが、それをちゃんと認識してないから「不当なレベルの不安」を感じてしまうわけです。貴方が今まで頑張って練習してきたことは変わりようがないですし、だからこそ動画審査を通過して実地審査に挑戦しようとしています。

練習してきたこと以上のことは出来ないが、練習してきたことは出来る。

等身大の自分というものが、少しずつ見えてきたのではないでしょうか。

吉澤2

吉澤3

(これが今の貴方の姿、それ以上でもそれ以下でもありません。)

3. 結局どうすればええねん



長々と書いてしまいましたが、緊張しないために目指すべきことは「自分に出来ることだけをする」ということです。

今まであまりハモれなかったところや、縦が揃わなかったところを上手く歌う必要はありません。皆さんが練習でしてきたこと、上手くいったことだけを本番で発揮すれば良いのです。どうでしょう、めちゃくちゃ簡単なことに思えてきませんか?
出来ることだけをやればいいし逆にそれ以外のことは何もしなくていいんですから。

そして、それができれば審査を通過できるだけの力を皆さんは持っています。自分が出来ることだけをして、あとはバンドメンバーと演奏する音楽を楽しめば結果も自然といいものになる、、、はず。

4. まとめ



ここまで読んでくださってありがとうございます!この記事を読んで少しでも演奏に対する不安、恐怖などが和らいでいたら嬉しいです。今回は実地にのみフォーカスしましたが箱ライブや外部の審査でも使える考え方なのでこれから頑張っていくつもりの人も是非活用してみてください。

ちなみにですが、食事や睡眠などの生活習慣も緊張と関連があるそうです。明日は栄養のあるご飯を食べてしっかり寝て、審査本番に備えてください。自分にとって悔いのない演奏ができるように頑張りましょう!

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