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お金をいただく覚悟

お金をいただくには、覚悟が必要になります

商品はば、その価格に見合った価値がないと購入してはもらえません。
その商品の値段を決めるときには、「この商品にはこれだけの価値があるだからこれだけの価格になる」という思いがあるはずです。
逆に言うと、これだけのお金をいただくんだから、最低限これだけの機能は絶対に保証するという気持ちが湧いてくるはずです。

売るものがモノなのかサービスなのか

商品がモノであるならば、同じ商品であれば機能のバラツキはりません。
しかし、サービスの場合は形が無いものなので、同じようにサービスを提供しても、受ける人によって満足度は変わってしまいます。

美容師であれば、頭の形や顔の形、年齢、髪質によってカットの仕方を変える必要が出てきます。
そうしないと、丸顔でくせ毛の人には満足してもらえても、面長でまっすぐな髪質の人には満足してもらえなくなってしまいます。

料金を決めるとき、丸顔の人には8千円、面長の人は2千円というわけにはいかないので、面長の人にも満足してもらえるようなカットの技術を身につける必要が出てきます。

面長の人も丸顔と同じようにカットできるようになれば、8千円の値付けができるし、イマイチであれば間を取って5千円くらいに、面長にまったく自信がなければ2千円に設定するかもしれません。

このようにお金をいただくには、それに見合った自信であったり覚悟が必要になります。

整体師の場合

私は整体を仕事としています。
開業前だった駆け出しの頃、練習のために知り合いに整体をさせてもらいました。師匠からは、練習台になってもらう場合であっても「少ない金額でいいからお金をいただけ」と言われました。
お金をいただだくことで、責任が生まれるからです。

無料だから痛みが取れなくてもOK、無料だから不快な気分にさせてもいい。お金をいただかないと、そういう甘えがでてしまいます。受けている側であっても、無料だから・・・となってしまいます。

お金をいただくには、覚悟と自信、責任が必要になります。

整体であれば、どんな症状にもある程度対応して満足していただける自信が必要です。
患者さんも、お金に見合った結果を期待されます。
お金をいただいているんだからこそ、その金額に見合った結果を残さないといけない、いい加減なことはできないという戒めの思いが湧いてきて、仕事に対する責任感が生まれます。

値引きの奥にある気持ちの違い

お客さんを増やすために「初回割引で○円引き」のキャンペーンが行われることも少なくありません。
割り引く金額は同じであっても、自信と覚悟があって戦略的にお客さんを集めるための値引の場合と、覚悟や自信の無さを割引で逃げているのかでは、中身はまったく違ったものになります。

初見料をもらう覚悟

整体では、患者さんの症状や身体の状態を把握するために話しを聞いたり、検査をしたりなどします。

一言で腰痛と言っても、原因も痛む場所も痛み方も違います。当然身体の調整も変わってきます。

痛みを取るには痛みに効果のあることをおこなう必要があります。それを見分けるためには時間がかかります。その見極める時間に対してもらうのが初見料です。

初見料をいただくのにも覚悟がいります。
話しを聞いて、検査をしてと時間を掛けても、痛みが取れるという結果が出せなければ、初見料をいただいた意味がぼやけてしまいます。

症状と改善するには身体の状態を把握しないといけない、でも結果を出すことができない。そうなると初見料はサービスします。というメンタルいなっていきます。自信が無いから初見料をいただくことができないのです。

お金をいただくには自信と覚悟が必要で、また責任がともなうという話しでした。

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