見出し画像

完治させたいなら、調子が良いときに整体を受けてほしい

整体を受ける人は「痛みを取りたい」など、今ある辛さを改善することを目的にしています。

整体を受けて、目的どおりに痛みが取れれば「治った、あー良かった!」と満足され帰っていき、しばらくして辛くなったらまた整体を受けるというようなことを繰り返します。

痛みが無くなったら治ったと思っているからです。
しかし、痛みが無ければ治ったかというと、そんなことは無くて、消えたと思っていた炭が実は奥のほうでは真っ赤に燃えているのと同じで、風を受けたら一気に炎が大きくなります。

根本的に痛みが再発しないようにするには、炭に水を掛けて完全に消火することが必要です。

そのためには、痛みが無いとき、辛くないときに整体を受けて欲しいのです。

整体師は痛みがあるときは、まずはリクエストである痛みをとることを優先します。
整体はサービス業なので、リクエストに答えないと患者さんには満足してもらえません。
再発しないように身体を調整するのは、リクエストに答えたあとです。

ラーメン屋に行って、醤油ラーメンを注文したら味噌ラーメンが出てきたら客は怒るのと一緒です。

まずは今回は醤油ラーメンで満足してもらってから、次回のお腹が空いているときにオススメの味噌ラーメンを食べてもらうほうが満足してもらえます。

でも多くの患者さんは、時間があいて思い出したころに醤油ラーメンを食べに来ます。

間を開けずに味噌ラーメンを食べにきてもらうことは、患者さんに痛みを完治させるための本質を理解してもらう必要があります。

いいなと思ったら応援しよう!