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八重洲ブックセンタースタンプラリーの旅の思い出(2023年春)

覚えているでしょうか、周辺一帯の再開発のため2023年3月31日に営業を一旦終了した八重洲ブックセンター本店のことを。そのフィナーレイベントでやっていたスタンプラリーがありました。有効期限は4月末日まで。スタンプカードを貰ってしまったからには参加したい。コンプリートは無理だろう、せめてトートバッグは貰おう、そのくらいの気持ちで始めたのですが実はちゃっかりコンプリートしていました。これはその記録です。

スタンプラリーカードはこれだったんですが、誤植発見。「スタンラリー」になってるし。

コンプリートはそんな簡単ではなかったんです。都心は本店のみで、他の東京都4店舗は江戸川区・杉並区・練馬区・武蔵野市、神奈川県に2店舗、千葉県に1店舗、栃木県に1店舗。宇都宮は無理でしょ?って思いましたが、最後はもう意地と根性です。
ゴールしたのはこの順番でした。

3月19日:アリオ葛西店
この日は写真を撮り忘れたので、後日(5月に)行った時の写真です。他の店舗は比較的駅前にあるのに、この店舗だけはバスを使わないと行けません。しかし私は駅から徒歩で向かいました。意外と行けるもんです(笑)

3月25日:ルミネ荻窪店
大手町で用事を済ませた後、地下鉄丸の内線でのんびり荻窪まで行きました。荻窪は通過するだけで、駅に下りたのは初めてだったかもしれません。スタンプ3個目でグッズをもらえることになり、書店員さんにフレンドリーに話しかけていただいて気分良く帰りました。

3店舗目だったんで「付箋+ぬいぐるみ」ゲット

4月16日:石神井公園店(石神井公園ピアレス内)
店舗や駅の写真を撮り忘れてますが、何故か空だけ撮ってました(笑)
この日は電車で移動中に雨が降っていたんです。変わりやすいお天気でした。

4月22日:イトーヨーカドー武蔵境店
駅名しか撮ってないし(笑)
たしか翌日が選挙の投票日だったかで、駅前にいっぱい人がいました。

5店舗目だったので「コットントートと一筆箋」ゲット

4月28日:宇都宮パセオ店
難関でした。近隣の県はなんとかなるだろうと思いましたが、最初、ここは無理だろうと思っていました。

私はしばらく大宮の病院に通っていました。そのとき乗っていたのは宇都宮線か高崎線でした。名前が示すとおり宇都宮へは宇都宮線を使えばたどり着けます。または新幹線を利用するか。宇都宮線は大宮より先には行ったことはなく、駅名をほとんど知らない未知の世界。新幹線を使えば1時間弱だけど高い、在来線を使えば安いけど2時間コース。悩んで悩んで、4月の最終出勤日に午後半休して、往きは新幹線を使い、用が済んだら在来線でゆっくり帰ってこようと思ったのです。

しかし選んだ日が不運にも電車事故が多い日でした。初めて新幹線eチケットサービスを使ってチケットを買い、Suicaで新幹線乗り場に入ったのはよかったものの、すでに遅延しているということを知らなかった私。(私が乗ろうとしている新幹線の表示には「遅れる」表示がなかったのです。)なのでちょっと早めにホームで待っていたら、ふと聞こえてきた「やまびこ〇〇号は運休となりました」という場内アナウンス。もしかして私が乗ろうとしていたやつじゃ?と思う間もなく、さっきまで電光表示されていた次の新幹線の表示が消え、その次の時間に変わっていました。これはやばい。指定席を取ってしまったので、払い戻して別のコースを考えなくちゃと精算窓口に行ったのですが、不運にもその係員が運休を知らなかった。電光表示になぜか残っていた案内を見て「運休してませんよ」と軽く言われてしまったので仕方なくそれを信じて再びホームに戻ったけれど、どこにもその号数の発車表示がみつからない。駅の職員ぽい(制服を着ている)人を見つけて運休かどうかを確認したんですが、その人も運行状況は知らなかった。(こういう時、駅で誰に聞くのが正解なのですかね。)運休じゃなかったら乗り遅れる時間だったのでちょっと慌てたけれど、東北方面の新幹線はその日発生した人身事故で全体的に遅延が発生し、私が乗ろうとしていた電車は運休でした。

再び精算窓口に行き相談すると、このチケットのまま自由席に乗って目的地で事情を話せば指定料金を半額返してもらえますと言われたので、そうすることにしました。この日の予定が時間的制約のない無計画な用事でよかったと思います。目的は書店巡りだったので、適当に本を見繕ってスタンプを押してもらって、ちょっと遠方だったのでお土産も買って帰りました。

宇都宮っていったらやっぱ餃子?

4月29日:京急百貨店上大岡店
次に大変だった神奈川県の2店舗。以前墨田区に住んでいるときに利用していた都営浅草線は京浜急行に乗り入れていますが、住んでいる頃は京急線沿線には行く用事がありませんでした。今回の目的地の1つ、上大岡駅が京急線だったので、ようやく浅草線を活用することができました。そうか、横浜方面に行くのは三崎口行きだったのですね(今更ながらに京浜急行の路線を理解)。来た電車が羽田空港行きだったので泉岳寺で快速三崎口行きに乗り換え、停車駅が4駅だったのでストレスなく旅をすることができました。乗り慣れない電車に乗るのは案外楽しいです。八重洲ブックセンターの上大岡店は京急百貨店内にあるのですが、それで初めて京急にも百貨店があったことを知りました。

百貨店は写真を撮りにくかったので駅名だけ

4月29日:イトーヨーカドー上永谷店
そしてもう1店舗の上永谷店は、横浜市営地下鉄ブルーライン沿線の上永谷駅にあります。上大岡駅から2駅だったのでハシゴしました。横浜市営地下鉄に乗るのは今回で2度目。普段乗らない路線なので行き先を見てもピンときませんが、横浜とは逆方向と理解していたので割とスムーズに乗車。上永谷駅は地下鉄とはいえ地上駅でした。帰りは上大岡まで戻り、浅草線乗り入れの青砥行きに乗って帰宅しました。

4月30日:フルルガーデン八千代店
最後は八千代店。八千代店は東西線に乗り入れている東葉高速鉄道の終点(東葉勝田台)の1つ手前の村上駅が最寄り駅。フルルガーデン八千代はイトーヨーカドーが併設された商業施設です。ここまで足を延ばしたのは初でしたが、住人以外はほとんど乗らない(と思われる)住宅地へ向かっているため混んでなくて快適でした。ただしこの路線は運賃高め。それさえなければ、自分的には一番行きやすかったかもしれません。

このスタンプラリーを企画した人、ある意味すごい。かなり無茶って思いました。本店を利用した人は多分ここが一番近い店舗だったはずなので、そうなるとほかの店舗は全部遠いんです。最寄りではない店舗になんて普通なら行かない。本店のように、ビルまるごと本屋さん(そういわれて思い出すのは池袋のジュンク堂や新宿の紀伊國屋、渋谷の大盛堂書店(本店:2005年6月閉店)くらい?)という店舗は極少なので、遠くから本を探しに来ていた人もいたと思う。他の店舗は街の本屋さんレベルの規模です。本店の営業休止中に客がほかの大型書店を利用するのは明確だし、本屋さんが生き残るのは大変な時代です。存在を忘れられないように、営業中の八重洲ブックセンターがあるからぜひ利用して。生まれ変わるまでどうか忘れないで・・・の意味も込めてのイベントだったと思います。だから、ちょっと遠くて交通費が気になったけど行ってみようと思いました。だけど行ってみたら面白かったんです。店舗毎に装飾もコーナー分けも本棚の配置も違っていてそれぞれ個性がある。おそらく選書はほぼ一緒なのでしょうが、どこにどのように本を置いてお客さんにアピールするか、本に興味を持ってもらえるか、そういう工夫が店舗ごとに違ってて面白かったんです。それに店員さんがスタンプラリー参加者に好意的でちょっとうれしかったです。

最後の3日間の追い込みでなんとかゴールしました。コンプリートでもらえたグッズに、自前のやえちゃんグッズを追加して撮ったのが下の写真です。(真ん中の読書ノートとその隣のトガリくんのポストカード、ダブってる一筆箋とメモふせん1個ずつは自前。)コンプリートしたのが最終日だったからかオリジナルグッズが若干減って同じグッズが重複してたのが少し残念でした。本店の閉店前とスタンプラリー来訪時に購入したたくさんの本も一緒に写ってます。そういえば、これらもまだ消化できてない・・・

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