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ピル内服において、穴があったら入りたい私の昔話。

看護師を志して看護学生となった6年前、ようやく自分の体調管理を行なったり、セルフモニタリングに興味関心を持つようになりました。

それまでの私は健康啓発に興味はあっても、自分自身のヘルスリテラシーが低すぎて、自分の月経周期も管理していなければ、会社の健康診断以外、自分のカラダの状態など知らないという矛盾した状態でした。

産後の月経前症候群(PMS)によって日常生活に支障が出るようになり、子どもが卒乳してからピルを内服し始めました。

その後、会社を辞めて、看護学校へ行くことになるのですが、看護学生として過ごす日々の中でも、最初の頃は、自分のカラダを蔑ろにしていました。

看護学生生活において、ただ、ピルをもらうだけでなく、自身の婦人科まわりの症状についても気軽に相談しながら、処方してもらえる産婦人科を探していました。

しかし、問診を受ける中で、自分の思いを口にすることができないと、そのクリニックに通い続けることなく、薬が無くなりそうになることには別のクリニックへ行き、かかりつけ医をコロコロ変えていました。

今思えば、なぜ自分の思いを伝えなかったのか……。

不思議でしょうがないです。

毎回、新しいクリニックでピルを処方してもらうためのチェックシートを記入して、血圧測定し、問題がなければ処方箋を出してもらうことが、いかに良くないことか分かります。

ピルを内服するには、膣エコーで子宮や卵巣をチェックして、医師の診断による婦人科疾患などの影響がないことを確認したうえで、処方してもらう必要があります。

紹介状をもらわずに、コロコロかかりつけ医を変えるのですから、自分の子宮や卵巣がどのような状態なのか知らないまま過ごすことになります。

そうこうするうちに、私は自身のかかりつけ医に出会えました。

自分の思いを口にできましたし、定期的な膣エコーによって状態を管理され、体重管理においても徹底的に指導されました。(ピルは肥満により血栓のリスクが高まるため。)

受診する医療機関が変わるなら、紹介状や自身の検査結果をなくして、新しい医療施設の医師がその人の状態を知る術はないし、いちから検査などをしなくてはなりません。

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余談ですが、医療DXによって、今後医療体制がどのように変化していくのが調べてみたいなと思います。(医療DX:保健・医療・介護などの全過程による情報を最適化して、より良質な医療を受けられるように社会や生活を変えること。)

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ピルは途中で内服をドロップアウトする人もいます。ドロップアウトしてしまうことで、知らないうちに何かしらの疾患が進行してしまっていることもありえます。

自分自身のヘルスリテラシーが低かったからこそ、少しでも自分のカラダに興味関心を持ってもらえるような環境を作りたいなと思った今日この頃でした。



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