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お気に入りドアと暮らす❤リフォーム

住み人と紡ぐ、たった一つのリフォーム物語

vol.4 無垢パイン床とアメリカンスイッチーFさま邸

女性の視点と感性で、デザインから現場監督まで
まるっとおまかせ、オールインワンリフォーム
ワレアレア合同会社 代表社員のエミリーです。

"住む人と紡ぐ、たった一つのリフォーム物語” では、私がこれまでお手伝いさせていただいたお客さまの、住まいのリフォーム完成までのエピソードを交えながら、読んでいる方がリフォームのヒントになるような事や、へぇ~、現場ではそんな事があるのね、といった事を紹介しています。


「失敗しないリフォームってなんだろう?」で登場した、後半の20年ほど前のエピソードのおうち

このエピソードでは、中古マンションを購入した時に不動産屋さんから紹介されたリフォーム屋さんの社長に無垢パインフローリングの希望出したところ、「奥さん、そんなのはダメだよ!こういう防音の(フローリング)じゃなきゃ!」と言われてガッカリしたところから、私が偶然(必然というのでしょうか・・・)出会い、「できますよ~」ということでご採用いただいた(でも、ちゃんとその工務店さんに無垢で出来る事を言ってみてください、と一旦お帰りいただいた上での話です^^;)、F樣のおうちのお話です。

多分、そこの工務店さんに決めようと思われたのはご予算内だったあったようなので、こちらに変更になったことで予算調整をする必要がありました。
・・・というのも、工務店のオジサマだと
・無垢フローリング  → 防音フローリング
・憧れのドア類    → 建材メーカーの規格ドア
・アメリカンスイッチ → 普通にパナソニックとか・・・(もう、いや~ん)
と右側群になってしまっていたのを、一気に「全部できますよ~」と左群になったので、そこはやはり予算組の上で増えてしまっていた部分がありました。

しかし、そこはアイデアと工夫と経験とインテリアが大好きという、私であったのが運命ですから!めちゃ工夫をしましたよ。皆さん、いや、私だってサービスを受ける側になれば当然予算のある身です。その中でいかに希望のカタチに結びつけるかが腕の見せドコロというものではありませんか。
かける所はかけ、工夫しながら圧縮するという打合せを進行させました。
 

無垢フローリングを実現する遮音二重床(しゃおんにじゅうゆか)

LL-45のマンション規約に合わせた遮音二重床の施工風景
憧れの無垢パインフローリングになったよ~~
自然塗料のオスモで仕上げ
左下に見えるのは床下コンセント(壁少なくしたので)

打合せはとにかく楽しかったです。F樣とどのダストボックスを置くか、まで考えてキッチンを計画していきました。キッチンは元々TOTOで決めていらっしゃいました。壁付けだった配置を対面に移動して間仕切りも外して開放的なDKに。このマンションは壁構造というコンクリートの壁で構成される間取り配置になるので、リビングとDKに分かれる間取りになっています。

間仕切りを取って対面式に。床下から上げた配線の先に
奥さま憧れのアメリカンスイッチ
奥の家具カウンターには置き型の食洗機を設置するための配管も

いよいよ今日のタイトルードア

間仕切りをかなり無くしたので、ドアは3本ではありますが、それぞれに個性いっぱいのお気に入りのドアデザインになりました。
共通デザインは、面材にスリットを入れて塗装仕上げにするということ。

トイレに使ったのは、イギリスアンティークのステンドグラス

これには建具(たてぐ)屋さんの手腕に感謝しました。フレームは、はんだ付けの状態のままだったので、枠にはめ込むのに慎重を期しました。1点物は壊れたらもう後戻りはできませんからね。そして出来上がったのがタイトルの画像、この建具です。トイレのドアからの明り取りにもなっています♪

はめ込むのに苦労して作ってくれました

リビングは当時かなりの人気だったチェッカーガラス

このチェッカーガラス、今はフランス製しかなくなってしまったのですけど、この数年前までは、現在♬素材の会社だAGC~♬のCMが印象的な旭硝子から出ていたのに無くなってしまった。旭硝子のような日本製は片面が平滑な面になっているので切りやすいけど、海外のガラスは両面凹凸があるので切りづらいとぼやいておりました。。。
ガラスと言えば、いま国内では「透明」か「カスミ」しかなくて、本当につまらん窓シーンになってますよ。他に入れたいときは海外製品を探さないと見つからない、なんだか寂しい時代です。

可愛い印象のチェッカーガラスと真ちゅう製のレバーハンドル

寝室はひし形でアクセント

ガラスはチェッカーガラスを使いつつ、寝室なので明り取り程度のサイズにしました。これはこのサイズだから可愛い、という感じですね。

少しアクセントのある廊下

こんなに可愛くなるのか!とレビューされた洗面台

洗濯物の下洗いも必要だということで、大型の洗面台をご希望だったFさま。限られた予算の中で納めるにはやはり、「TOTOの実験用シンク」もう今は有名ですが、知る人ぞ知るの製品だった陶器のシンク。
パインカウンターにはめ込みクリアのウレタン塗装。
こだわったのは使い勝手優先の混合水栓。
希望に挙げられたのが

1.壁から出ている、壁付けタイプデザインがいい
2.シングルレバー

海外製の水栓は、2ハンドルだったりすることが多く、またシングルレバー水栓だとどうしてもスタイリッシュなデザインだったりして、イメージと合わないけど、それ以前に壁付けの水栓自体が少ない。
で、さんざん探した結果、最終的にkvkの物が条件に合致!
可愛い洗面台 兼 洗濯物洗い 兼 赤ちゃんも沐浴できそうな・・・
そんな洗面台になりました。照明はソケットだけで予算を減らし、そしてデザイン性を持たせてくれました。

出来上がった当初はカウンターと壁の間はクロスにしていました
10年後のリフォームでタイル貼に
スワン型の水栓は、日本製なのにグースネックが可愛らしい


どうしても欲しかったアメリカンスイッチ
配線の結び方が日本と違い、ビリビリくることもあったと電気屋さん

お客様の声

予算に合わせて、材料や工程を検討してくださり、施主支給にも対応いただいて、憧れの無垢床リノベーションが実現しました!
特に洗面台は、リーズナブルなものを組み合わせてここまでかわいくできるのかと感動しました!ありがとうございました!

ということで、今回はドアをタイトルにしましたが、憧れやこだわりが詰まったお住まいのお話をお届けしました。
ご予算に合わせて仕上げられた時、私も本当にほっとし嬉しくなります。

最後までお読みいただきありがとうございました。
同じページを貼ってしまいますが、自己紹介なのでお許しくださいね