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不忌溜まり2022年2月1~6日

1日

リングフィットとフィットボクシングに恨みを募らせる日々。

ダチのやっているダークソウル3の配信を見ながら業務をする。

夜は手羽元でポトフを作った。美味しかった。

業務外でやらんといけないタスクがあり、それを無事消化できた。ので、その安堵でだいぶハッピーな夜だった。

インターネットの話:アサリの産地偽装問題を目にする。
美味しいもの・珍しいものを食べるのが好きだと、なんだかんだで生物多様性の保全とそれに伴う環境保全の話になってくるなあ、ということを最近とみに思う。
ここ1年半ほど、魚介類を食べる際に「生物多様性の恵みに感謝……」と唱えることがマイブームだったけど、それが段々と迫力を持ってきているように思う。

勢いそのまま、大豆ミートを買う。節約にもなるだろうし。Do The Right Thing


2日

堕天作戦の更新があるのではと勝手にソワソワしていが、全く音沙汰がなかった。悲しい……。本当に悲しい……。

『母の元カノと暮らした。』を読んだ。ちょくちょく読んでいたのだけど、やっぱ面白いっすねこれ。オリエンタリズムの文脈になり沖縄舞台の作品、という意味でも今熱い作品なのかもしれない。
個人的にはユウくんがなかなかいいキャラクターをしていると思っている。続きが楽しみ。

大豆ミートミンチタイプが届いたので、夜はそぼろご飯を作った。

こいつ。お湯で戻すと4倍くらいに膨らむので、グラム30円ちょいくらいのひき肉として捉えられる。環境にもお財布にも優しいのね。(模範解答)

味はそこそこ良かった。もっと味気ないかと思っていたけれど、若干大豆の風味が残っているので、主菜としてこれはありだなと感じた。もちろん、若干の大豆の風味が臭みに感じられて受け付けられないという人もいるだろう。

3日

リングフィットアドベンチャーとフィットボクシングを毎日やっているけれども毎日新鮮な徒労感を覚える。
抵抗都市を読み終わった。日露戦争で日本が敗北し、そのまま主権をロシアに奪われた世界における東京を舞台にした、改変歴史警察小説。随所に散りばめれらた芸の細かい改変要素を堪能できる楽しい小説だった。個人的には大衆食としてペリメニが「餃子」の名で定着しつつあるという描写にクスリときた。ベラルーシに留学していた頃の、冷凍ペリメニをグツグツ煮込んではディルを振りまいてサワークリームで啜っていた野暮ったい日々を思い出す。

サッポロ一番からニュータンタンメン(川崎のソウルフードとされている)のインスタントラーメンが出ていたので、先日買っておいた。昼はこいつに、例の大豆ミート(ミンチタイプ)、炒めたキャベツ、溶き卵を入れて食べた。大変美味しい。やっぱ大豆ミートは結構優秀。

以前仙川で「ばかたれ」という店のラーメンを食べた際、トッピングの焦がしキャベツがおいしかった覚えがある、以来、ラーメンの具には焦げが少しつくよう炒めたキャベツを入れるのがお気に入りだ。

夜はワイフが恵方巻きを買ってきてくれた上に茶碗蒸しも作ってくれた。ありがとう……。
恵方巻き文化は好きだ。巻き寿司が好きなので…。
生物多様性の恵みに感謝……。

4日

胎界主、面白すぎるだろ……。

朝起きたらあまり元気がなかったので苦役(リングフィットとフィットボクシング)を夜に回す。口唇ヘルペスがひょっこり顔を出しているので疲れているのだと思う。

苦役の最中は、ダチがシャニマスでプロデューサーさんをしていたり、クリムゾン妖魔大戦の事前登録ガチャを回し続けている様を眺めていた。身内にクリムゾン妖魔大戦をやっている人間が二人いる。いったい何故……。
ちなみに俺が人生で初めて目撃した物理的なエロ本は、クリムゾン先生のジャンプヒロイン集のやつです(天上天下、ラブひなをエロ本としない場合)。通学路の半ばに山の中に捨てられていた。その山にはその他にも麻雀漫画の哲が落ちていたりと、「本が捨てられる住宅街の山」としては偏りがあったように思う。

夜はインスタントのビビンバを大豆ミート(ミンチ)にかけて食べた。ビジュアルはやばかったけど美味しくはあった。

5日

アルセウスとスノウクラッシュが恐ろしく面白い。スノウクラッシュで機運が高まり、Oculusくんを引っ張り出してちょっとだけVRchatを触った。


夜はお好み焼きをやった。やっぱりいいものですね。父は時代の割には料理という形で家庭参加をすることの多い人で、ただ少々独創的すぎる隠し味をやろうとするきらいがあった。そういう事情もあって、母のいる日に許される調理は基本的にお好み焼きとたこ焼きだけだった(母のいない日はそれでも結構な頻度で父が作っていた)。なので、お好み焼きをやっていると、なんとなく父を思い出す。別に故人でもなんでもないが。

インターネットの話題:雑なデビルマン判定。箇条書き映画感想。


6日

サントVSゾンビを見る。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09FWWSF2F/ref=atv_dp_share_cu_r


1960年代のメキシコで公開された作品で、エル・サントという国民的ヒーローの覆面プロレスラーが主演を務めている。彼はエル・サント本人役として登場し、正義のルチャドールなので、街に蔓延る悪であるところのゾンビ軍団と対峙する。なおゾンビ軍団は無線やガスバーナー、手榴弾を駆使して宝石強盗などに従事しており、やたら知能が高い。ただやはり悪のゾンビなので、エル・サントの覆面を剥ごうとするなど、悪辣な行動が目立つ。
ひょっとすると日本の特撮文化と相当親和性が高いのでは?とずっと気になっていた映画なので、合法的な配信はかなりありがたい。実際、大変よくできたヒーロー映画だった。エル・サントがやたらカッコいい。

色々あって悪の親玉を倒したエル・サント。死体を操り悪行を働いていた親玉を前に、登場人物の一人が「なぜこんなことに」と嘆く。
するとエル・サントはただ一言こう返す。

「野心と富と権力のためだ。人は神の法に背くと自分の悪行の犠牲者となる」

痺れるなあ。カッコいいなあ。

ラストシーン。若者とエル・サントをよく知る警官の会話も良かった。

「彼は一体何者なのでしょうか?」
「彼は伝説の人だ。謎に包まれている。彼は価値のある全てを体現している。正義と善。それがサント、シルバーマスクの男だ」

カッコいいなあ。マジで。
ひょっとしてこの映画に関わっている全ての人間がエル・サントを最高のヒーローだと確信しているのではないか。そんな敬意と誠実さを感じさせてくれる、いい映画だった。
ちなみにエル・サントとゾンビの対決の他にも、リングでエル・サントが戦うくだりがふんだんに盛り込まれている。テレビが普及していないメキシコで、この映画が果たした役割を思うと胸を打つものがある。

NETFLIXサタデーモーニング・オールスターヒッツも見終わった。

酷い話だった……。


あとNASサーバーが届いたので、組み立てとセットアップを行った。これでストレージについて憂鬱にならずに済む。
現代人の悩みは健康と可処分時間と金と社会正義とストレージだけなので。25%の悩みが消滅したことになる。

夜は手羽元をタンドリーチキン風の味付けでオーブンにかけた。パーティだね。

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