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うみねこep4を終えて(アオタイ初見考察)

縁寿さん最高。竜騎士先生の絵は伝えたい可愛いの方向がバッチリ伝わってくるからマジですごいと思う。

ep4はやりながら「もはやこのエピソードのサブタイは『うみねこのなく頃に』でしょ」とかめちゃくちゃなことを言ってしまうくらいには大事な話をしているように思いました。

楼座の描写から汲み取る、「うみねこのなく頃に」の性質

チケットを使えば半券は残らない。

なので、熱海行きのチケットがコートのポケットから出てきたという話から汲み取るべきなのは、「楼座が男と熱海に行った」ではなく、「楼座は熱海に行かなかった」となる。しかし、縁寿は楼座のことをかなりうがった目で見ているから、そう言った立ち止まった解釈をできない。結果として、その後の楼座は割合悪辣に描かれているし、真里亞も楼座に対する復讐心に満ちている。悲しいね。

ep2で郷田さんが嘉音復活の狂言(常識的に考えて死んだ人間が蘇って人間を殺し始めるわけがない)に乗っかった動機の解釈の幅、というのを考えるにつけ、「何故そのような魔法描写が必要だったのか」「何故その嘘が合意されたのか」というのを汲み取っていくべきなんだろう。

これからは「元となったテキストとその書き手」「そこから読み手の偏見込みで再構築された立ち絵込みのテキスト」の組み合わせを考慮しながらうみねこと付き合っていく必要がありそう。「 翻訳行為なしに 『原典』を 覗いてみたくはないか?」じゃないけど、胎界主のおかげでうみねこの理解が捗るね。

正直各事件について「実際はどう行われているのか」というのは本質ではなさそう。「ベアトリーチェは誰?≒ベアトリーチェが魔法であると戦人に対し立証しようとする理由ってなんなんだっけ?」というのがこれからの肝になってくるのかな。翻訳行為なしに 『原典』を 覗いてはいけない話なんだろう。むしろ何故その翻訳が必要だったのか、が愛を知るということなんだ、きっと。ありがとう胎界主。

起きていた事件について

外部と通話している描写のある霧江さんと蔵臼さんが共犯になる動機がちょっと考えられない。さすがに無理がある。まあ普通に本人たちは狂言殺人に乗っているつもりだったと解釈すればいいんだと思う。

さくたろうについて

布団屋での縁寿の描写+「さくたろう復活の魔法」を考えると、量産品の枕だったってことなのかな?

ベアトリーチェは量産品であることを知らなかったから、復活させられないと真里亞に語っていたんだろう。

戦人の罪について

さっぱりわからん。

ボトルメールで届いた六軒島事件に縁寿が組み込まれていない

=六年前戦人が島に訪れていた頃にすでに事件のあらましは書かれていた

犯行計画自体はベアトリーチェと戦人が一緒に書いたものだったのだ!!!!

みたいな感じなんだろうか?それを戦人がすっぱり忘れちゃってるとか?戦人が覚えていたら、実は手紙の読み上げが行われる段階でベアトリーチェの中の人に「いややめろって」って言って事件が起きなかったとか?ちょっとよくわからないっすね。

譲治と朱志香と戦人が呼び出されて試験を受けているあたり紗音、嘉音、?との付き合いに関して何か致命的な問いかけがあった上で、納得のいく答えを出さなかった、みたいな経緯はありそう。譲治の無邪気な子供が欲しい話は、紗音と嘉音をシームレスに行き来できることの意味を考えると結構危ういと思っているんすよ。わざわざep2でシングルの個室を2つとったっていう描写を入れてまでセックスしたことないですよという話を持ってきてたし。紗音達って肉体は男だったりするのかな。

いや色々な周期諸々だったり仕事のシフトとか調整した上で、トランク新調したりの準備もあったろうに、シングル個室って大激怒でしょ〜〜笑だの個室露天風呂やろそこは〜〜笑みたいな茶々を当該シーンでは入れまくっていたし、結構最近もそういう茶々を入れ続けていたけれど、実際は割と深刻な話だったのかもしれん。

いずれにせよ戦人が殺される理由はわからん。


余談

マリアージュソルシエール、要はうちの子クロスオーバーSS


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