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from the local to the globalー石川県にもインターナショナルスクールがありました!

北軽井沢・富山・石川の北陸新幹線沿いにインターナショナルスクールを作りたい

そう思いながらの石川県国際高専への出張の前に立ち寄ったのが、HAKUSAN INTERNATIONAL SCHOOLです。インターナショナルスクールには専門学校として認可を取っているものとフリースクールとして学校運営をされているところがあります。こちらは後者で、2005年から学校運営をされていました。数日前に石川県の事業家・投資家の方々と「石川県にインターナショナルスクールを作りたい」というテーマで話をしていた際に、こちらの学校のお話を聞き、国際高専に行く前に小松市まで行ってきました。

from the local to the global
教育はご飯と一緒

今、たくさんの人がこのフレーズを言っているのですが、2005年から言い続けていらっしゃったと伺い、本当に驚きました。2003-2004年に「石川県にインターナショナルスクールを作りたい」という機運が広がり、同じ思いの経済人・役所関係の方々が立ち上がったそうですが、それぞれの作りたい学校が少しずつ違っていて、結局は独自路線でこの学校をお作りになったそうです。学校と言うと校舎があって、グランドがあって、体育館があって、、、というものを想像していたのですが、北陸らしい大きな家を校舎として生徒を迎えて学びを展開されてきたということです。普通のお家に一歩踏み入れると全てが英語という雰囲気の学校でした。

・都会の家庭だったら海外赴任から戻っても選択肢があるが地方にはなかったから、自分の子どもを含めた同じ思いの家庭のために学校を作る道を選んだ。
・少人数が基本で、これまでは最高で12人の生徒
・石川県だけでなく、富山・福井からも通学する生徒(家族)があった
・地方も受験中心の教育が主流で、それでは子どもたちが人間として成長しない。外国に行ったことのない家庭の子どもも学びにきていた
・日本の学校で学んだときの一番のネックはプレゼンテーション能力がつかないこと。海外で学ぶ・働く日本人が自分の言いたいことが言えない、相手に伝えられないのは英語力の問題だけではなく、教育の中にその能力開発が入っていないこと。それが日本人にとっての大きな「もったいないこと」
・授業は "Show and Tell"が中心、子どもの頃から身に付けられる最大の武器はプレゼンテーション(話す・伝える)スキル

今の学校に合わないというお子さんを預かることも多かったそうですが、子どもが悪いのではなく、「他の生徒と違う子は悪い」と決めつけるそれまでの(今も?)日本の学校教育に問題があることを理解できていない大人の社会を憂いている、代表のお話は新鮮でもありとても納得できるものでした。また、日本の社会においては、学びの基盤は家庭にあるのに何もかもを学校に押し付ける場合が多いことも問題視されていました。

本当に小さな学校なのですが、そこで発行された成績証明・卒業証明は海外の中学や高校受験にも通用するというお話を聞いて驚きました。日本の一条校でないと成績や卒業証明は正式のものではないと自分が思い込んでいたと知りました。日本と違う仕組みの国はたくさんあるでしょうから、言われてみればその通りと納得できました。

子どもは複数の人との生活が必要だから学校がある、と言われることもありますが、「学校は学ぶところであり、人間関係を育成するのはスポーツ団体でも習い事でもできますよ」とのお話にそれもそうだと納得しました。

今、いろんな学校があります。不登校の小中学生が20万人とも言われています。白山インターナショナルスクールのようなマイクロインターナショナルスクールという選択肢もあるのだなと視察に伺って思いました。関東にもこのような学校はあるのかな?興味のある方はぜひ調べてみて下さいませ。

Competence / 実力 、Confidence /自信 、Independence /自立
この言葉をずっと言い続けてきた Elwellご夫妻の意思はここで学んだ子どもたちやご家庭にずっと生き続けていくのだとお話を聞いていて思いました。

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