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違う親子で暮らすこと、やってみた in オランダ!?

そもそも、私がアムステルダムで部屋を1ヶ月無料で借りられたのも、息子の友達の部屋だったから。そして、そのチャンスの価値を拡大したいなあ、とつい思って声をかけたのが Jack だった。彼は24才で私の教育関係の仕事を一緒にやってくれている。大学卒業後、新卒という権利を捨て、自分の絵で生きている。彼がかなり時間が自由に使えることを知っていたのと、デンマークに行く予定だった彼がオランダに興味を持たないわけがないと思って、私の渡航が可能とわかった時に声をかけたら、その場でYESと即答してくれた。彼のオランダ紀行はこちらをご覧あれ。

<今回のホンワカ>
1.日本人なのに、なんでJack?--それはね、誰かに似てるから!
2.一緒に生活して学んだ若者のイマドキの生き方-スマートな貪欲さと当たり前のスマホ力
3.違う親子生活のおすすめポイントは?--特にひとりっ子の親におすすめかも!
4.カリソメ息子とリアル息子のどっちがかわいいか!?--決まってるじゃん〜

1.日本人なのに、なんでJack?--それはね、誰かに似てるから!

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この中にJackがいる。さてどの人だろう?そうです。一番手前の男性がJackです。そして、顔がどことなくジャック・マー氏に似ていることからJackを名乗っているそうです。若かりし日のジャック・マー氏の写真と比べてください。帽子も似ているかもしれません。(色だけ、、、)私は彼と約3週間一緒に生活し、いろんなことを学びました。

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2.一緒に生活して学んだ若者のイマドキの生き方--スマートな貪欲さと当たり前のスマホ力
彼に料理やギターの特技があることを私は知りませんでした。絵を描くのが好きなのは知っていたけど。料理はジャックが担当、後片付けと掃除は私担当。二人でよく買い物に行きました。彼は安い素材を買って、違う味付けでアレンジして毎日楽しませてくれました。もともとの住人(私の息子の友達)が残していった調味料・食材を使って魔法使いのように朝昼夜と料理をしていました。とても感心したし、驚きもした。だって、うちの息子はそんなことできないからーーー。そんな話を息子にしたところ、彼もウラヤマシイと言ってました。やはり料理のできる人は生きる力が旺盛だと思います。そして、生きやすいと思いました。(そんな話はまた今度)何より、すごいな〜と思ったのは、i-Pad/i-Phone/Mac bookを使いながらいろんなことを解決するスキルです。彼にとっては当たり前のことなんだと思います。息子を見ていてもそうだったのですが、Jackもそうで、デジタルネイティブはすごいな、とつくづく思いました。

ベルギーの駅だったかな?


1泊2日でルクセンブルクとベルギーに行った時も早朝出発深夜帰りだったのですが、3国に渡る移動をあっという間に調べ上げて予約して、なんの問題もなく帰ってくるという技はデジタルスキルだけでなく好奇心と時間とお金を有効活用して楽しみたいという彼の本能のようなものが働いていたのだと思います。(食に対する本能も然り!)最終的にはスマホ1つでなんでもできるのですが、その時によってPCとタブレットを使い分けて、、、あげますコーナーでもらってきた花瓶を翌日には Vinted (オランダのメルカリ)にアップして、商談が始まっていてそのスピードにも驚きました。open mic 然り、貪欲に、安く、美味しく人生を楽しむ姿勢は私も見習おうと決意しました。いろんなことをお金で解決してきた自分を振り返り、生き直す勇気をもらいました。

3.違う親子生活のおすすめポイントは?--特にひとりっ子の親におすすめかも!
さて、自分から声がけしたものの3週間一緒にほぼ他人の男性と生活することで不安だったことは、生活リズムの違い・オナラどうしよう・肌着の洗濯干しでした。これらは時間が経つといつの間にかまあいっか!というものになり、自然と気にならなくなりました。私の息子は現在19歳でジャックとは5歳ほど違うのですが、まあ似たようなものでしょう。彼の邪魔にならないようにしながらも、一人になりたい時にはどちらかがコモンスペース(寮全体の学生が24時間自由に使える広い部屋)で作業をしていたりと、互いにうまく気遣いしあえる関係になっていったようです。17時頃から彼は夕食準備をし、私はワインを飲みながら話しかけたり音楽を聴いたり。彼は自分で作ったものもレストランで食べる時も、必ず「うっ、うまい!」と言うので、こちらもおいしさが3倍ほどになります。食後は彼のギターで大声で歌いまくるのがとても楽しかったです。ぜひ息子にもジャックのようにレパートリーを増やしてもらいたいと思いましたね。夜の10時にギターで二人で大声で歌うなんて日本ではできないので、ここならではの経験でした。日没が午後9時半でようやく夜になった頃。外ではたくさんの人が話していたり、歌っていたり、踊っていたり。若者の街だからできることかもしれませんね。本題がすっかり後になっちゃいましたが、違う親子生活の醍醐味は、その人を通して自分の息子を見ることもできることだと思いました。当たり前ですが、若者も一人ひとり経験も未来も違っていて、現時点で考えていることが違うんですが、「こんな考え方をするんだ」「そうきたか!」がたくさんあって、ジャックも息子もさらに好きになりました。こんな機会はなかなかないと思いますが、面白そう!と思った人は友達の息子や娘とちょっと旅をしてみるのはどうでしょうか?おすすめですよ!

結局売るのをやめた花瓶。お花はジャックが最後に買いました^_^桃は二人のお気に入り!ヒラぺったくて食べやすいのです。

4.カリソメ息子とリアル息子のどっちがかわいいか!?--決まってるじゃん〜
なんていうタイトルなの!?と思ったかもしれませんが、答えは明瞭で、どっちもかわいいーーーー、ですね。ジャックがデンマークに行った日も私は元気に一人で行動していました。そして、自分の帰国準備に合わせて、部屋の中にある様々な不要になったものをできるだけ無駄にしないよう、かつ、ここにきている学生の出費を抑えるためにと日本人を探して持っていってもらってます。その若者たちとのやりとりも楽しくて。全ての若者が自分の子どものよう。外国人の若者とこんな生活をしたら、きっと私の英語も上手くなったんだろうな、と思いました。そんなサービスあってもいいのにね。

メルボルン大学生の多いこの寮は今日の11時からオリエンテーションがあるそうな。今朝から大きなスーツケースを持った若者や親子が続々ときています。親が来るのは日本人だけかと思ったら、どうやらそうでもないようで、いろんな親も来ていました。24時間365日開いているフロントで話をしているのが若者だったり、親だったり。そんな光景を見ながらどこも一緒かもな、とも思ったり。欧州人にとってはヨーロッパ内の移動はそんなに高くはないので家族で来ても良いかもしれませんが、今航空券がとても高くなっているので日本から親子で来るのはかなりお金がかかりますよね。いや〜、大変な時代になってしまいました。お肉とチーズがどんなに安くても、なかなか家族での移動は難しいな、と自分ごととして思っています。(日本帰国に72時間以内のPCR検査が必要なのもとても辛い。)

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