自分を縛っているのはじぶん

誰に求められているわけでもないのに、「~すべき」「~ねばならない」と自分自身を縛ってしまう傾向がある。

研究者時代、いや学生時代から「すべきこと」で自分を縛り付けてステップアップしていく、というスタイルで目標達成をしてきた。
行きたい高校、行きたい大学、就きたい仕事、、、
念願の研究員となり、取りたかった博士号も取り、国内学会での発表、英語での論文作成、国際学会での発表、そこまでやって、急に自分がやりたかったことがそれだったのか分からなくなってしまった。

なぜ私は毎日イライラしながらこの会社にいるのか、この先どうしていきたいのか。

博士号を取得して、論文作成や学会発表で箔を付けたら、アカデミックへ方向転換しようと考えていた。
タイミングよくふってきた、会社からの希望退職者募集に手をあげ、大学の研究室へ行く話もいただいた。
しかし断ってしまった。
どうしても行く気になれなかった。
この時点で、私の目標達成法は頓挫してしまったのだ。

それから10年。
自分を縛っていたものから、だいぶ解き放たれてきたという感覚がある。

私は自由になった、と思った。

しかし、まだ「~すべきこと」「~ねばならぬこと」から解放されていないと気づいてしまった。

自分が発する言葉(心の中での言葉も含めて)に「~すべき」「~ねばならない」が多いのだ。
(私はコーチングをするとき、クライアントの「~すべき」、「~ねばならない」にやたら気づくのだが、これは自分が常日頃その言葉を発しているからかもしれない)

小学生や中学生の頃は、大好きなことがあって、夢中になってそれをやっていた。
寝る間も惜しかったし、それさえやれていれば幸せだった。
その感覚を取り戻せばいいのだろうということは、頭では分かっている。
しかし、感覚が分からない。

ある人の教えていただいた。

「~すべき」「~ねばならない」という考えが出てきたら

・「それはやりたいことなの?」
・「本当にそれをやらなければいけないの?」
・「なんでやらなければいけないの?」

と自分に聞いてみる。

やってみよう。


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