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【超ネタバレ】超探偵事件簿レインコードクリア後感想

ようお前ら、久しぶりやな。俺や。
どうも、わくたんです。

『超探偵事件簿レインコード』という新作ゲームをクリアしたので、ネタバレだらけの感想を書いていこうと思います。

本作はダンガンロンパ制作陣による推理モノ(らしい)です。
ちなみに当方はダンガンロンパ1~3は1周ずつクリアしているというにわか気味のやつです。
んで、一番好きなダンガンロンパキャラは澪田唯吹です(見せ場なく退場しましたが…)。

じゃあ今から書いていくけど、プレイ中何にもメモってないしキャプチャも撮ってないから、完全に記憶頼りです!
間違ってる部分あったらすまん!
あと、全体的に面白い作品なんですが、細かいところに気になる性格で、自分の好みな部分と好みじゃない部分がかなりはっきりしてるせいで愚痴が多くなってしまっているのですがご容赦を。


0章 アマテラス急行殺人事件

物語の始まりは駅の遺失物置き場。
まずここで気になるのはロボットですよね。後にアマたんという名前であることが分かります。
絶対にこのロボットが今からの事件に絡んでくる!と思ったのですが外れました。実際は4章で絡んできましたね。

列車に乗ると既に5人の探偵がいて、にわかとはいえダンガンロンパファンの自分としては、「この中で誰が死んで誰が犯人やったら面白いか」という観点で各キャラとコミュニケーション取り始めました(めっちゃ不謹慎)。

プッチーとゴールドマインがトニカクカワイイから、どっちかと長く旅したいなーと思ってましたが、まさかこの後すぐ死ぬとは…。

そんなことをしてると、プッチー、エイフェックス、ザンゲが能力を使ったので、こんなん残り2人のどっちかが犯人やん!って思いました。
あと、生体反応が無いというのを強調されたので、「遺失物置き場のロボットを使って殺人起こるぞ!」ってずっと思ってました。全く起こらんかった。

ユーマは誰かの能力をコピーできる能力で、それが終盤で明らかになるんかなと思ったんですが、意外と1章で明らかになりましたね。

そして事件が起こるのですが、まず思ったのはジルチが黒焦げになるの早すぎやろと。とはいえいつものダンガンロンパのご都合主義かと思ってスルー。
全員の死体を発見して多くの方が思ったと思いますが、顔が明らかになってないジルチかエイフェックスが明らかに怪しかったですね。特に能力を使ってないジルチ。

謎迷宮は、ちょっとチュートリアルが多すぎてかったるかったです。
もっとサクサクやりたかった。
特にどんでん返しもなくジルチが犯人でした。
流石に煙で見えへん間に死体と入れ替わるって無理すぎひんか?


1章 連続密室殺人鬼クギ男

・とにかく過去視の調査がテンポ悪すぎる!
・なんにも思い入れのないモブが死んでもなんも思わん!
・容疑者全員なんで名前ついてないねん!感情移入できひん!

という3拍子が揃って、ここでゲームリタイアしよかと本気で思いました。
結果的には1章が酷いだけだったのですが、プレイヤーの胆力が試されましたね。

しかも犯人は見た目からして悪そうな2人。
意外性は特になかったですね。
そして密室の作り方はいかにもダンガンロンパのご都合主義が反映されてるなと思いました。それをプラスに感じるかマイナスに感じるかはその人次第ですが。
ほんでシスター最後まで腕の骨折治らんかったやんけ。

1章で良かったところが1個あって、保安部の幹部が声小さすぎて部下が毎回メガホンセットするっていうのはなかなかええキャラ思いつくやんって思った。
薄い本が厚くなりそうやな。

2章 暗黒少女の沈黙

「クルミ犯人であれ!」って思ったのは俺以外にもおるんちゃうか。
水曜日のダウンタウンでやってた名探偵津田みたいな感じで。
実際は物語の最後までずっと重要な役割を担うメインポジションでしたね。
なかなか珍しいことをしよる。

この章は、女子校×復讐という推理モノではよくあるセットが物語の中核になっていました。

調査の段階で、「どいつもこいつも犯行ができそうでできひんな…。てことは共犯か」っていうのはわかりやすかったのですが、めちゃくちゃ仲悪そうにしてるから確信は得られないまま謎迷宮突入。
最後のシーンはなかなか感動的で、単体のストーリーとしては一番良くできていたのではないでしょうか。

この章は実は一番詰まった人が多いのではと思っています。
皆さん、クラネを部屋から出させるやり方すぐにわかりました?
ここに10分ぐらい費やして彷徨いました。

また、調査の時間で気になる点がいくつかありました。

・化学室に絵筆を放置するのは雑すぎる。
・ワルナはあのドレスのどこにグラスを隠したのか。
・ワルナに変装してクラネに話しかけに行ったとき、なぜクラネは「いつもよりシャッフルが遅くなかった?」と言ったのか。無駄に周囲の人間が真実に近づくだけなので、他の2人のように話すのを避ける素振りを見せるべきなのでは。
・グラスをシャッフルした後、もしワルナのほうに毒入りグラスが位置したらどうしたのか?クラネはワルナの上にいるので、真下にスポットライトを当てないといけなくなる。そうなると、2人の運命が交差することを表現できなくなる。もしそれを表現するなら、カレンの上にいるもう1人の照明係に先に照らしてもらう必要がある。それはつまり、その証明も共犯になってしまい、4人での犯行になってしまったのでは。

と、最後のシーンの感動で誤魔化されますが、細部の粗さで気になる部分は結構あったかなと思っています。

ちなみにこの章で出てくるスワロ・エレクトロは中の人が伊藤静ということで、それもあって一番印象に残っています。
桂ヒナギクと高尾部長が大好きです。

また、せっかく女子校×変装というセットやねんから、もっとエロイベントがあってほしかったというのは嘘でなんでもないです。


3章 探・偵・失・格

レジスタンスという団体が出てきたら、最後まで付き合ってくれると思うやん!なんでこの章だけのポッと出やねん!

ここで俺の好み「ではない」部分を説明します。
グループのリーダー格の人間が犯人だったり殺されたりする展開があまり好きじゃないんです。
リーダーって、リーダーという時点で要素を1つ持っているので、そこにさらに要素を乗っけてほしくない。
たとえばルフィって毎回敵のボスを倒しますが、俺的にはウソップとかフランキーとか、中途半端な位置のやつがボスを倒してほしい(ゾロやサンジだと、メインキャラに近すぎるからまだ好みからは遠い)。
あと、「リーダーに何かが起こる」という展開はありきたりすぎて好きじゃないという理由もあります。

だから、0章でリーダーぶってたジルチが犯人、1章では最高位を持つ神父が犯人、2章では主演に最も近かったカレンが殺される、3章ではリーダーのシャチが殺されるというここまでの流れが非常に好みではありませんでしたが、少数派意見だと思いますのでしょうがないですね。

一方で、3章には好きな展開もありました。
それは、特定のキャラしか実行し得ない、異能を使った犯行であるということです。
これはダンガンロンパシリーズで培った好みなのですが、桑田が投球でスイッチを押したり、田中がハムスターでボタンを押したりといった、そいつでしか絶対できない犯行ってめっちゃ好きなんです。
今回は、水泳が得意なイカルディだからこそできる排水口ダイブが推理の肝になっていたのは興奮しました。
とはいえ、マルノモンが水没したのは泳いで移動するためだと思っていたので、まさかのボート移動だったのは落胆です。
あと、あんな重い金庫ボートに引き上げられへんやろ。
あとあと、イカルディは明らかに一番見た目が悪いから意外性なさすぎやろ。

と、愚痴が多くなったのでこの辺にしておきます。
とにかく排水口ダイブは興奮した。


4章 キミの全てが0(零)になる

なかなか考えさせられるタイトル。
どういうストーリーが待ち受けているのか、ワクワクしました。

個人的にはこの章のトリックやミスリード具合は、ダンガンロンパを彷彿とさせられてめっちゃ良かったです。
どの推理も的を射てそうやし外れてそうやしという感じ。

今までキャラを掴みにくかったヴィヴィアを深く知れた章で、だいぶ女性ファンが増えたんちゃいますかね。
ってか幽体離脱の能力で実体に負担かからへんて凄いな。逆にフブキだけ負担あるのかわいそうにも思える。

たぶんミステリー系作品が好きな人ほどこの章は変に複雑に考えてしまうのではと思いました。
奇殺師フィンクとかどうせ現場にはいてなくて名前利用されただけやろ?
って思った人は多いんじゃないですかね。まさかホンマにおるとは。

正直犯人として睨んでいた順番で言うと、ヴィヴィア>ヤコウ>フブキ。
パネル部屋で強制的に巻き戻しの能力を使わされたので、フブキを候補に入れてしまった。

ほんで彷徨える魂に触れずに進めとかいう急なアクション要素絶対いらんやろ。意味わからんぐらい数多いし。

ヤコウが復讐に走った理由をそこまで掘り下げなかったのは、たぶん評価分かれそうですね。
個人的には、ヤコウの過去に言及するストーリーがなかったり、ヤコウを相棒にした章がなかったりしたので、ちょっと唐突感を覚えました。
一方で、掘り下げないからこそ妄想を掻き立てられるという派閥もいるかと思います。

ヤコウ、お前、消えるのか…?


5章 そしてボクもいなくなった

最初から最後までずっと衝撃で、正直プレイする手が止まりませんでしたよ。
いつものダンガンロンパの最終章のように、ストーリーの核心に一気に迫るパートなのですが、まずな、ホラー怖いからやめてくれ。
完全にSIRENの雰囲気やねん。

ここまでのプレイで、この廃村に死体が捨てられていることは分かっていたので、工場で肉まんを見た瞬間全てを察しました。
まさか肉まんがこのゲームでそんなに重要な役割を担っていたとは…。
単なるご当地グルメかと思っていました。

ちなみに自分はクリアしたゲームの攻略サイトや考察サイトをよく見るのですが、カナイ区の人の味覚がおかしくなっているという伏線がいっぱいあったんですね。全然気づきませんでした。

途中で現れる超探偵の骨は、流石にブラフやろうと思ってたので特に怯まず。
研究所の奥でウエスカ博士の記録ディスクを見たときは、まだ意味が分かってなかったですね。
ユーマと同じく、じゃあ4章で殺されたウエスカって何者なん?と。

そしてなんやかんやで謎迷宮へ。

このときの俺の推理は、

クルミのおじいちゃんが失踪してるのは怪しい。ナンバー1のことなのでは。
で、時折夜行探偵事務所のテレビに現れたナンバー1は、ホムンクルスなのでは。

以上。
まじでゲットした情報が何にも線として繋がってなかった。しかもこの推理間違ってるし。

そして謎迷宮で鳥肌が立ったポイントはここです。

・ぴんく
・入れ替わり

皆さんもそうじゃないですか?

ダンガンロンパシリーズはずっと血をピンクで表現してきたから、何も違和感ないやん。まさかそれを伏線にするとかある?
で、このとき、「あれ、1章でユーマ怪我して血出てたけど、あれピンクやん!ユーマホムンクルスやん!」って1人で勝手に騒いでたんやけど全然ちゃうかった。
そもそも謎迷宮で何度も首切ってるけど、あのときの血赤やん。

「入れ替わり」はこのゲーム一番の鳥肌ポイントですね。
そんな壮大かつ悲しいことある?
こうなってくると、今のカナイ区住民に対しての感情移入の仕方がめちゃくちゃ難しくなってくる。

そして全ての真相が明らかになるんですが、カナイ区住民に判断をさせるというユーマの結論って実際のところアカンのちゃうか?
流石にホムンクルス本人はそれ受け止め切られへんやろ?自分バケモンやん。
なのでエピローグでみんな晴れやかに過ごしてるのはちょっと違和感ありました。

あと、ラーメン屋の主人はもう少しかっこいいビジュアルにしてくれ。モブ感強すぎる。

まあでも死に神ちゃんとの別れは感動的ですね。
間違いなくメインヒロインでした。


ゲームクリアをして思ったのは、
・カナイ区外の人はホムンクルスの存在を認識するようになったのか?
・カナイ区に常に雨が降っていることに疑問を持っていないのか?
・クルミはフードを被って日焼け止めを塗っていたが、あの程度で日光に打 
 ち勝てるのか?

マコトが統一政府と交渉を続けてる点からも、ちゃんとホムンクルスは認識されてるし、雨が降ってるのもそのせいってみんな分かってるということなんですかね?

3点目は、とにかく花王とかKOSEが儲かりそうで良いですね。


ということで、たぶん文章からは伝わってないと思いますが、総合的に満足度の高いゲームでした。褒めるの苦手やねん。
特に4章以降は手が止まりませんでしたね。


珍しく自分のクリア感想を残しておきたいと思って書いてみました。
いつか自分で自分の当時の感想を思い出したくなるときが来るでしょう。
それでは、次回の動画か生放送でまたお会いしましょう。
おつかれーしょん。

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