見出し画像

ある数学科講師のつぶやき ーごあいさつに代えてー

「わくさん」と申します。

予備校や塾で数学を教え続けて20年を超えました。このたびYoutubeやnoteといったネット系プラットフォームを積極的に利用していこうと決心しまして,noteではこれが初めての記事になります。お見知り置きくださいまし。

ついでにYoutubeのチャンネル貼っときます。
ある数学科講師の日常(こっちは気楽に上げてるサブチャンネル)
How to 大学受験数学(こっちがメインだけどまだ動画ゼロ…orz)

今後の予備校業界

さっそくですが,コロナ禍は予備校業界にも大きな影響を与えました。2020年の春から初夏にかけて,多くの予備校が対面授業を休止し,動画配信の形に切り替えたのは我々の記憶に新しいところです。私も撮影の仕事を引き受けいくつか撮りましたが,古くからある大手予備校は,伝統的に対面講義を基幹サービスとしてきたこともあって動画編集や撮影のスキルには絶望的に乏しく,「そろそろYoutubeやりたいなあ」と漠然と考えつついろんなYoutuberの動画を研究していた私としては,その撮影環境と完成した動画の劣悪さに閉口したものです。

その後も授業数の減少や教材開発の予算カットなど,暗い話題は枚挙に暇がありません。今後数年をかけて,これらの環境の変化に素早く対応できないところは徐々に淘汰されることになると思います。

あなたはどういう人で何しようとしてるの?

特に大学受験を目標とした予備校において,我々講師は多くの場合非常勤の扱いであり,社員ではありません(もちろん例外はあります)。私とて例外ではなく,確かに今所属している予備校にはもう10年以上お世話になっているという意味で恩を感じてはいますが,だからと言って「ここのために」仕事をしているつもりはありません。あえて言うのも恥ずかしいのですが,ひたすら「目の前の生徒の将来」のために働いてきた自負があります。そのために有効なプラットフォームが変化するならその変化に対応しようとすることは,私にとっては必然でした。たまたま私自身がPCやネットに親しんでいることもありますけどね。

前述したように,予備校での授業時間はコロナ禍の影響以外に単純な少子化の影響もあり,減り続けています。これにより講義時間の中で十分に伝えることができないことも増えてきました。たとえば受験の結果に表面的には結びつかない「試験時の心構え」や「問題に対する解決策を考える基本的な枠組み」などはそれに当たるでしょう。私のnoteでは,そういった「講義で伝えきれない」かつ「Youtubeで配信するには真面目すぎて躊躇われる」ことを中心に書いていこうと思っています。誰かのお役に立てば幸いです。

長くなりましたが,気楽にお付き合いのほど。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?