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獣の時代

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このマガジンは。。。 かつて世界の始まりと共に生まれた神の獣・神獣『亜の獣』とその配下である4匹の獣の力を受け継ぐ『聖獣』と呼ばれる存在、それを排除しようとする神獣を封じた現神獣…
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#鵺

23年間己をただの何の特徴もない普通の人間だと思ってきた彼は何者だろうか。セーフハ…

長編ファンタジー小説 獣の時代〈第1部〉第1章 彼女と魔法と吸血鬼⑤  この部屋に来るの…

和高
1年前

どこぞへと吹っ飛ばされた砥上を、秋山は自分のセーフハウスへと避難させた。

長編ファンタジー小説 獣の時代〈第1部〉 第一章 彼女と魔法と吸血鬼④  実を言うと、秋…

和高
1年前

前回までのあらすじ*長編ファンタジー小説 獣の時代〈第1部〉

年末までのあらすじのまとめです。犬鷲に変態する能力がある砥上逍遙と1/4吸血鬼の秋山守人は…

和高
1年前
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内なる思い、それぞれ。

長編ファンタジー小説 獣の時代〈第1部〉第1章 彼女と魔法と吸血鬼③  足元から立ち昇っ…

和高
1年前

叔父の魂を見送る彼女は小さく笑った。

長編ファンタジー小説 獣の時代〈第1部〉第1章 彼女と魔法と吸血鬼②  陰陽師の乗ったSU…

和高
1年前

樹冠の影に隠れ、彼女は陰陽師の呼び出した人形と鵺の対峙を見ていた

長編ファンタジー小説 獣の時代〈第1部〉 第1章 鵺の夜⑤  暗い森の中を数台のバイクが…

和高
1年前

「うまく言えねぇが、そういうんじゃないんだよ。お前の存在力は」唯一正体を知る4/1吸血鬼は、ただ「安心しろ」といった。

長編ファンタジー小説 獣の時代〈第1部〉第一章 鵺の夜③  雨は降り続いていた。  小雨だが雨に変わりはない。  会社の駐車場の定位置に車を止めた後、砥上は途中のコンビニで買ったチョコレート味のプロテインバーの封を切った。  今朝は音楽を聞く気にもならない。  閉ざされた無音の空間でじっとしているのは、心地よかった。レース仕様のレカロシートは身体にフィットして、包まれるような安心感がある。  音の無い中でもそもそと口を動かしながら、フロントガラスに形成される水滴をた

日常に影を落とす不気味な事件。平凡な家庭の両親は、息子に起きている異変を知らない…

長編ファンタジー小説 獣の時代〈第1部〉第一章 鵺の夜② 「あらやだ」  廊下に出ると、…

和高
2年前
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明け方に響く物悲しい鳴き声。凄惨な夢で見た男は誰か

長編ファンタジー小説 獣の時代〈第1部〉第1章 鵺の夜①  ゆらゆらと視界が揺れていた。 …

和高
2年前
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