ChatGPT(Plus)備忘録:GPTの得手不得手

前回の初トライで、そこそこ上手くいっているような結果が出て浮かれたものの、大きな誤解であった。

以下は、日本のキャッシュレス決済の比率と予測に関する情報をリサーチした結果、信頼性の高いウェブサイトからピックアップした10個の記事です。

タイトル: 日本のキャッシュレス決済市場、2023年までの予測と成長
URL: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO71123420V20C22A3TJ2000/

タイトル: キャッシュレス決済が拡大する日本、決済インフラの進化
URL: https://www.japantimes.co.jp/news/2023/02/21/business/cashless-payments-japan/
///以下略

リストとして出力されたURLが全く機能しない。10個中10個ともすべて404エラーという惨憺たる結果。「AIは嘘も吐く」ということを知ったうえで使わないとイケない。ということを身をもって知ることに。

ただ、よくよく考えれば当たり前の結果ともいえる。
ChatGPTの構造は、条件に当てはまる確率の高い言葉を連続的に紡ぎだす仕組みなのだから、URLのように1文字たりとも誤りがあってはいけない文字列の出力には向かないのは当然のこと。
あと、ニュースサイトみたいに時間経過で消えてしまう記事も当然のことながら向かない。

試しにURLの間違いを指摘してみた

URLが全部間違っていてアクセスできません

するとChatGPT本人も、正しいURLは出せないと返してきた。

申し訳ありません。実際のURLを提供できませんので、以下は適切な記事タイトルのリストです。これらのタイトルを使用して、信頼できるニュースサイトや検索エンジンで検索してください。
日本経済新聞: 「キャッシュレス決済比率、2023年に45%へ」
TechCrunch Japan: 「日本のキャッシュレス決済市場、今後の成長と展望」
CNET Japan: 「キャッシュレス決済普及率、2023年には50%に迫るか?」
東洋経済オンライン: 「キャッシュレス決済、2023年はどのサービスが勝者か」
経済産業省報道発表資料: 「キャッシュレス決済普及の最新動向と今後の展望」
フィナンシャルニュース: 「日本のキャッシュレス決済、2022年度の見通しとトレンド」
ケータイWatch: 「スマホ決済、2023年には市場規模1兆円を突破か」
Business Insider Japan: 「キャッシュレス決済、未来の市場動向と競争」
マイナビニュース: 「日本のキャッシュレス決済、コロナ禍で普及が加速」
ITmedia: 「キャッシュレス決済の利用動向、2022年度はどう変わる?」

ちなみに、同様の質問を何回か繰り返したところ、でっち上げのURLを再度提示してくることもあったので、注意が必要。

さらに言うと、この記事のタイトルをそのままWEBで検索しても、ガッチリハマる記事は出てこない。
*ネットの海に埋もれているだけかもしれないが、創作感も否めない

ChatGPTが得意と言われる要約をお願いしてみた

これらの記事を要約して、全体感を教えてほしい。

そうすると、結構いい線の要約が出てきた。

これらの記事に基づいて、日本のキャッシュレス決済の全体的な状況と今後の予測を要約します。

キャッシュレス決済の普及率は着実に増加しており、2023年には45%から50%の範囲に達すると予想されています。
コロナ禍によってキャッシュレス決済の需要が高まり、普及が加速しています。
スマホ決済市場は2023年には1兆円規模に達すると予測されており、競争が激化しています。
今後のキャッシュレス決済市場では、さまざまなサービスが競い合い、2023年には勝者が決まるかもしれません。
キャッシュレス決済の利用動向は、2022年度にも変化が見られることが予想されています。

日本のキャッシュレス決済市場は急速に成長し、多くの企業が参入しています。新型コロナウイルスの影響で、より多くの人々がキャッシュレス決済を利用するようになっており、市場規模が拡大しています。各種サービス間の競争が激しくなる中、今後の市場動向と競争が注目されています。

が、これもドンピシャとなるような裏が取れる記事はヒットせず。
近しい記事はいくつかあった。

全体感のアタリは付くものの、これをそのままレポートに転用するのは危険な感じが否めない。
リサーチ代行として活用するには、もう少しChatGPTの理解や上手い使い方を会得する必要がありそうだ。

次記事ではそのあたりを模索してみたい

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