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冬のイマジネーション

12/5(月)に訪れた本栖湖キャンプ場はすでに閉鎖されていた。敷地はロープ等で囲われ、中に入ることはできなかった。辺りは寒く、本栖湖駐車場にもひと気は少なかった。

鳥の姿も見なかった。

間もなく雪が降るだろう。豪雪地帯というわけではないので、例年雪が降るのは12月下旬だ。その一部は根雪になって3月頃まで溶けない。

寒々とした風景のせいか、アカマツの幹の色は夏よりも濃く感じられる。あれほど賑わっていたキャンプ場内に人の姿はまったく見られない。

近くには国道も通り、集落もあるのだが、もとはこのエリアは樹海の一部なのだ。アカマツの林の中に溶岩が見え隠れしている。

スタッドレスを履いた軽に乗っていた頃、雪が降っている本栖湖キャンプ場を訪れて、カーステレオでシベリウスを聴いたときがあった。もう10年くらい前だが、その頃は冬季もキャンプ場は閉鎖されていなかったのだ。

もうすぐ本栖湖にも雪が降るだろう。

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