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探鳥会に行ってきた

6/2(日)、久しぶりに探鳥会に参加してきた。6時にかみさんと二人して早起きし、そそくさと支度をして、8時頃に車で出発。集合場所には集合時間の9時少し前に着いた。静岡市駿河区の小鹿の森公園の駐車場である。

今回のターゲットは、静岡県の県鳥であるサンコウチョウなのだ。私もかみさんもまだ見たことはない。双眼鏡は私がヴァンガードのエンデバー8×42、かみさんが、ゲットしたばかりのコーワYFⅡ6×30である。

集合場所にはベテランからわれわれのような初心者まで10数名が参集した。気になる人様の双眼鏡は、男性は8×30クラスが多いが、女性はより小型の8×25クラスを使う方が多いようだった。

ブリーフィングを済ませてから早速皆で目的地に向かう。駐車場からそう遠くはない。

しばらくすると、慣れた人が「鳴き声がする」と皆に教えてくれる。皆色めき立つが、姿は見えない。

林の中に入って行って、皆、その方向を注視し、双眼鏡を向ける。すると、鳥の影が動くのが見えた。「今、飛んだ」と誰かが言った。あれがサンコウチョウだったのか。確かに尾が長かったような気がする。

その後は鳴かず飛ばず。もっと歩き回るのかと思ったら、ほとんど定点で鳥がやってくるのを待つ体制になった。

目当てのサンコウチョウはなかなか現れないので、皆、鳥見談義や昆虫談義、双眼鏡談義となる。私はベテランと思しき方に双眼鏡を見せてくれと言われ、ヴァンガードとかみさんのコーワをお貸ししたところ、どちらも「いいね」と言ってくださった。

しかしそのうちにスズメバチが現れ、私に狙いを定めたようにまとわりついてくるんで参った。姿勢を低くしてそっとその場を離れてもなおもついてくる。弱ったなあ、やばいなあと思っているうちに他の人のところに行き、扱いに慣れた人が帽子で叩き落とした。足元に落ちたのを、その人が踏み潰して事なきを得た。

鳥の柄のセンスの良いスマホカバーを使っている女性とかみさんと私と3人で話が弾み、カバーは自分で作ったものだという。聞けばプロのイラストレーターで、水彩画の作家活動もされている人だった。偶然というか、私の『静岡で愉しむサイクリングライフ』の編集者と同級生だったというではないか。世間は狭いものだと実感した。

鳥見の人、バーダーには学術系や芸術系の方々も少なからずおられるようで、先を争うように写真撮影を競い合う場合などは別として、たいがいの探鳥会が和やかな雰囲気であるのも、そういう理由からでもあるようだった。

そんなこんなで時間は2時間あまり過ぎ、これ以上続けても成果が得られないようであったので、11時半頃に鳥合わせをしてから散会となったが、その際に鳥のマスコットや缶バッジの頒布があり、かみさんのリクエストでサンコウチョウのマスコットと、アカゲラ・サンコウチョウ・カワセミ・コゲラ・フクロウの5種類の缶バッジをゲットした。画像はその一部である。

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