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ネイチャーストーブの復活

ここ10数年くらいほとんど使っていなかったユニフレームのネイチャーストーブを取り出してみた。今は定価6000円。私が買った頃は4000円くらいだったから、もしかしたらもう20年くらいは経っているのかもしれない。

使用感はそれなりにあるが、素材も錆びてないし、網の部分も傷んではいない。そりゃそうだ、たぶん数回ぐらいしか使ってないからね。

なぜ使わなかったかというと、ここ10年以上、キャンプで焚火をするときには、スノーピークの焚火台(M)を使ってきたからだ。

ユニフレームのネイチャーストーブ(小)はそれに比べると全然小さいし、その小ささゆえ、燃料となる木材や小枝を次々と足さなくてはならない。

下に敷くプレート類もないし、直火禁止のキャンプ場では灰が地面に落ちて使いにくい、というか使えない。

そんなこんなで長いあいだ道具を入れているボックスの中で眠っていたわけだ。ごめんよ。

ところが最近、ソロの海岸デイキャンプでこれを上手に使っている例を動画で見て、はたと気付いたのであった。

そうか、海岸で使うんなら、直火にやや近い使い方でも問題ないではないか。もちろん、ここはキャンプ場じゃないからそんなことするな、と言われる心配も少ないであろう。

調べてみたら、海岸で焚火をする場合は、キャンプファイアーのような盛大なものはNGだが、焚火台を使う軽微なものならお咎めはないらしい。

おまけに海岸には大小さまざまな流木が流れ着いているから、燃料には事欠かない。海岸に転がっている小枝など、誰も拾いはしない。

そういうわけで、近々海岸でネイチャーストーブを使うことを考えて、とりあえずまずは燃焼実験をやってみたのである。

燃料は昨年切った庭の木の枝が大量に敷地内に転がっているので、そこから適当なものを見繕って集めてきた。一昨日くらいに雨が降ったのにもかかわらず、意外にも枝はそれなりに乾燥していた。

謳い文句では「ティッシュ1枚で着火する」ってことだが、10数年前に使っていたとき、その通りにできたかどうか記憶が怪しい。

しかし、今度やってみたら、実際にティッシュ1枚で簡単にうまくいった。あっという間に炎が立ち上がり、煙突効果抜群である。

燃焼効率がいいので、細い枝などはすぐに燃え尽きる。燃料を足してやるのにけっこう忙しいが、それも面白いと言えば面白い。

オートキャンプみたいにのんびりとやりたいときには向かないが、ソロ的なキャンプで火に集中するときには悪くない燃え方だ。

つまりデイキャンプにも向いているのだ。数時間の野外活動には、ちょうどいいのだ。

むふふ、いいぞ、というわけで、近いうちにこれを海岸に持ち出して小さな焚火をやってやろうと思ったのである。

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