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中古ガスランタンを買った

車中泊中心でオートキャンプをしているので、ストーブ(バーナー)やランタンはガス仕様のものが中心となっている。ホワイトガソリンの機器にも執着があり、ストーブやランタン合わせて四つほどの機器を持っているのであるが、最近は出番が少なく、クラシック・キャンプみたいなテーマで集まったりするのでなければ、なかなか使うことが少ないのだ。

ガスはいわゆるアウトドア缶(OD缶)の機器類と、カセットガス缶(CB缶)の機器類を両方とも保有しているものの、燃料の入手しやすさと安さからして、多くの場合にCB缶機器を使っている。厳冬期や、登山のように著しく標高の高いところでキャンプすることはまずないので、ほとんどの場合、CB缶の機器で事足りるのである。

CB缶のランタンはこれまでSOTOのST-260を使ってきた。これはCB缶を横倒しで使う機器で、携帯時にはかなりコンパクトになり、ホヤもメッシュの金属製で扱いが楽だったりしてなかなかの優れものであるのだが、欠点は、発光点の位置が低いことなのである。

つまり、テーブルの上に置いて周囲を照明する場合、吊るしたランタンのように発光点が高くないので、テーブルの上に置いたストーブ上のコッヘルやスキレットの中が非常に見えづらいということなのだ。

そういう場合は、OD缶の大容量のものに中華製のランタンを装着したものを併用したりしていたのだが、燃料が2種類になってしまうことが今ひとつ手際が良くないような気がしていたのであった。

そこで、以前からSOTOのST-233のように、CB缶を縦使いで仕込んで、そうしようとすれば吊るすこともできるような、発光点の高いランタンが欲しいなあと思っていたのであった。

そんな気持ちで中古雑貨ショップのキャンプ用品コーナーを覗いてみたら、ST-233そのものが出ているじゃないの。程度も良さそうで、取説と予備の新品マントル2枚も付属している。

その日はそのまま帰ったが、動画で使い方を確認して構造があらかたわかったので、翌日の午前中に購入した。迷っていると売れてしまうような値段であった。程度が良い割に、アマゾンでの新品価格の半額をさらに下回るようなプライスであったからだ。

で、早速家に連れて帰ってきた。新しいランタンを買うのは、8年ぶりぐらいである。CB缶をセットして点火してみたところ、圧電着火装置ではなかなか火が入らなかったので、ライターで点けたら一発で着火できた。

マントルも前オーナーが使っていたものが何とか崩れずに残っていたのであった。画像で見るよりも図体は少々大きいので、キャンピングカーの車内に常備するにはちょっと場所を食うが、まあそれくらいは止むを得ないであろう。

これでわが家のランタン類は全部で5台となった。
●SOTO ST-233(CB缶)
●SOTO ST-260(CB缶)
●中華ノーブランド品(OD缶)
●コールマンシングルマントル赤(ホワイトガソリン)
●コールマンダブルマントル緑(ホワイトガソリン)

さて、今回思ったのだが、件の中古雑貨ショップには大量のキャンプ用品がストックされているものの、多くが割高な値段設定となっていた。使い込んだ感のあるプリムスの2243バーナーが、新品の半額以上だったりしていたし、それほど古くないコールマンなどもコレクターアイテムみたいな値段になっている。

それが今回初めてリーズナブルな中古品に巡り合ったということで、買うときも、「ジャンクじゃなくて完動品ですよね?」と確かめたくらいなのだ。
もしかすると、巷間言われている「キャンプブームの終焉」が、中古品の流通にまで浸透してきた結果なのかもしれない。だとしたらそれは歓迎すべきことでもある。

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