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ダイソーのメスティンで炊いてみた

はじめにお断りしておかねばならないが、画像はダイソーのメスティンではない。トランギアのそれだ。撮影は2006年。

その頃からメスティンを愛用しているのだ。エヘン。もちろん最初は米を炊いていたのだが、かみさんが試しにケーキを焼いてみたら、このようにちゃんとできたのである。

つまり熱の回りが良いのだ。トランギアのメスティンを最初に買ったときも半信半疑であったが、思いのほか良く炊けた。しかしあの頃はろくに情報がなかったので、トランギアのメスティンはバリ取りやシーズニングの必要性があるとはまったく知らなかったのである。であるから、これからトランギアのものを買う人がいたら注意しておくれ。トランギアのものはアルマイト処理がしていないようであり、アルミの地肌がむき出しなのだ。

さて、肝心のダイソー・メスティン。まずもって価格が衝撃的である。たったの500円なのだ。サイズはトランギアのものより一回り小型で、トランギアが1.3合炊きくらいと言われるのに対し、ダイソーは1合炊きらしい。

ネットを見ると、アルミ製品だからシーズニングが必要との情報もあったが、ダイソーのメスティンはアルマイト加工済なのでしなくても良いという見方もあり、ものぐさな私はそのまま使うことにした。

一番最初の炊飯では無洗米に水を入れてすぐに炊いたため、やや芯の残る炊飯状態となってしまったが、2回目はあらかじめ1時間ほど米を水に浸しておいたので、うまくいった。

加熱時間はガスコンロの弱火で15分。蓋をあけて炊き上がり状態を確認してから火を落とした。焦げ付きもなく、そのまま食べることができた。メスティンは持ちやすく、食器としてもなかなか優れているのであった。

3回目は同じくダイソーのアルコールバーナー用五徳を使用し、トランギアのアルコールバーナーで炊いてみた。トランギアには火力調整機構があり、ダイソーの五徳を使用した状態でも火力調整が効くが、もともとアルコールバーナーの火力はガスコンロのものより弱そうなので、火力調整機構は使わなかった。

ダイソー・メスティンの取説によると、アルコール使用量は30mmℓということだが、計る道具もないので、適当に燃料用アルコールを注いでから点火した。火力の関係で、ガスコンロ弱火15分だったところを、トランギアでは20分としてみたが、これで炊き上がりはほとんど同じだった。

というか、気分的なものもあろうが、アルコールバーナーで炊いたものが一番美味しく感じられた。それまでの2回と同様、内側には焦げ付きもなかった。もちろん、メスティンの外側に吹きこぼれた部分は直接火が当たるので少し焦げるが、擦って洗えば容易に落ちるレベルだ。

なお、吹きこぼれそうになっても放っておくのがふつうのやり方でこれで問題ないはずではあるが、私はメスティンの蓋の上に水を入れたシェラカップをいつも置いている。

なんと言っても、たった500円でかなり本格的なアウトドア調理器具が手に入るのはまったくありがたいことである。仕上げは明らかにトランギアのものより良い。惜しげなく使えて、サイズ的にも良いところを突いている。

次回はアウトドアガス缶のストーブで炊いてみようかね。

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