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コイン洗車場の盛衰

週末に所用あってかみさんの神奈川の実家に車で行ってきた。

その往路、東名大井松田インター付近の上り線を走っていたところ、路面から何かパシャパシャ車体に巻き上げられてくるものがある。

ハハア、これはもしかしてあれかなと思ったら、案の定、2台くらいがペアになって粒状性のある何かを散布している作業車に追いついた。

何かとは、凍結防止剤である。つまり塩化カルシウムだ。要するに塩だ。

凄い巻き上げなので、とても後ろについてゆくわけにはいかない。追い越した。

翌日、マンションの駐車場で車を見たら、ホイールハウスやボディ下部にびっしりとそれが貼り付いている。

まいったなあ。このまま放って置いたら車が錆びてしまう。

というわけで、帰路、東名のインターを降りてから自宅へ帰り着く間に、コイン洗車場に寄って、スプレーガンで車体下部を中心に水で洗浄した。

500円で7分のコースと、400円で5分のコースを使った。

こういうコイン洗車場、1980年代頃はあちこちにあったのだが、最近はあまり見かけない。自分の場合は自宅から数キロのところにあるからいいが、そうでない場合はけっこう手間がかかるだろう。雪道を走ったりした後は洗浄しないと錆が進行しちゃうからね。

かつてコイン洗車場がそこいらに存在していたのは、遊休地に類するような適当な土地が幹線道路沿いにたくさんあって、洗車マニアのような人々も多かったからだろう。

その頃からすると、本当にコイン洗車場の数は減った。

冬季は日常的に一般道でも凍結防止剤を散布する雪国ではどうなんだろう。コイン洗車場のようなものは数が十分に足りているのであろうか。

昭和の頃に比べると亜鉛鋼板の多用などで車体は錆びにくくなっているとはいえ、塩化カルシウムはやっぱり洗い落とさないとまずい。雪国では車の維持もなおのこと大変だろうなあと思ってしまうのであった。

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