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高原の道

かつて辿った高原の道を思い出す。

ハルゼミが鳴いていた6月の野辺山高原。

標高は1200mぐらいあった。

道はまっすぐに続いていて、防風林を横切ってゆく。

ハルゼミは防風林の針葉樹の中で鳴いていた。

空気は澄んでいた。

緩やかな坂が続いていた。

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