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3月になった/シュタイナーの本/愛猫ミミオの一回忌

きょうから3月になった。2月の15日に知人であり友人でもあった人の訃報を知って2週間あまりが過ぎた。どうにも言いようのない2週間だった。

この2週間、仕事以外の時間では、故人が好んだ音楽を聴くか、ルドルフ・シュタイナーの著作ばかりを読み返していた。故人の供養のためでもあるが、自分のためでもあった。

きのう、本棚にあるシュタイナーの本をあらためてリストアップしてみた。少なくとも20冊、ちゃんと数えたら30冊ぐらいになるかもしれないと思っていた。

●神智学
●いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか
●神秘学概論
●アカシャ年代記より
●第五福音書
●血はまったく特製のジュースだ
●秘儀の歴史
●精神科学から見た死後の生
●シュタイナー自伝
●神秘主義と現代の世界観
●霊視と霊聴
●世界史の秘密
●人智学指導原則
●西洋の光のなかの東洋
●四季の宇宙的イマジネーション
●天使と人間
●音楽の本質と人間の音体験
●黙示録の秘密
●創世記の秘密
●神智学の門前にて
●釈迦・観音・弥勒とは誰か
●輪廻転生とカルマ
●健康と食事
●霊界の境域
●ルカ福音書講義
●治療教育講義
●自由の哲学
●社会の未来
●オカルト生理学
●死後の生活
●心理学講義
●病気と治療
●霊的宇宙論
●宇宙のカルマ
●カルマの開示
●カルマの形成
●悪の秘儀
●仏陀からキリストへ
●メルヘン論
●民族魂の使命
●秘儀参入の道
●教育術
●いかにして前世を認識するか
●イエスを語る
●芸術と美学
●薔薇十字会の神智学
●天使たち妖精たち
●農業講座
●一般人間学
●教育芸術1
●教育芸術2
●色と形と音の瞑想
●色彩の本質
●神秘的事実としてのキリスト教と古代密儀

という感じで、実際には50冊あまりもあったことに我ながら驚いた。30歳前後にはこれらの書を貪るように読んでいた。神秘学関係の本ばかり買い込んでいたのだった。

その頃には、亡くなる人はたいがいの場合、自分よりはるかに年上の人々であって、葬儀に出ても「第三者的視点からのお迎え現象」が見えることはなかった。そういうものが見えるようになったのは、特に2011年の震災以降のことなのだ。

個人的には、真冬から初春にかけての季節はあまり得意なほうではない。花粉症はないものの、気分が憂鬱になりがちなのである。

しかし今年は、あまりにも衝撃的な訃報を聞いたために、もちろん悲しくないわけがないのではあるが、憂鬱になっている余裕すらなかった。日々、なんとか生きてきた感じであった。シュタイナーや仏典を読んだりしていなかったら、悲嘆にくれて何もできなかったであろう。

やがて春らしい春が来る。そして彼岸が訪れる。覚束ない足取りではあるが、私もまた歩いていかねばならない。

きょうの3月1日は、去年の同じ日に亡くなった愛猫ミミオの一回忌でもあった。私たち夫婦は、ミミオが好きだったあずき(おはぎ)やりんごジュースなどを小さな祭壇に供えて、供養をした。



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