知床峠を越えて羅臼、標津へ
知床の旅の4日目は、岩尾別を出発して知床峠を登り、羅臼へ下っては海岸線伝いの国道をひたすら南下して標津に至る旅だった。
知床峠の絶景を期待したいところだったが、途中からガスが出てきて峠は雨。雨宿りをするところもなく、早々に羅臼側へ下って退散となった。
何と言っても、峠では気温が16℃しかなかった。こりゃとても夏の気温じゃない。長袖を着込んだ上でレインウエアを着用した。
おまけに下りだから体は冷える一方だ。ようよう到着した羅臼の町で熱いラーメンを食べて人心地ついた。
羅臼から標津までは単調な海岸線の国道。それも北海道らしい。一度少し脇道にそれてみたが、途中からヒグマが出てきそうな雰囲気になってきたので戻って退散。海岸線にもヒグマはいるのだ。
標津に着いたのは夕方近く。空のきれいな夕刻だった。カメラを持って散歩に出なかったことが悔やまれる。
数日ぶりに町らしいところに泊まったので、夕食のあとはN記者と散歩に出て、一軒営業していた喫茶店でコーヒーを飲む。思わずおかわりしてしまった。
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