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単眼鏡あれこれ

自転車で鳥見をするとなると、かなり小型のものでない限り、双眼鏡はちとかさばる。

となると、単眼鏡(モノキュラー)の出番である。ところがこれがなかなか難しい。けっこうな双眼鏡が買えてしまうくらいの値段のものが多い。

6000円くらいで実用的には足りる防水双眼鏡が出ているのだから、単眼鏡なら5000円以下で、防水、マルチコート、ハイアイポイントの製品ができておかしくないのだが、実際にはそういう製品は存在しないようだ。

特に気になるのが、普及価格帯では6倍以上の倍率でハイアイポイント(=アイレリーフ15mm以上)の製品がないことで、これは眼鏡使用者には大きな問題なのである。

見口のゴムを折り返したりするのもやや面倒だし、もちろん眼鏡を外すのはもっと大変だ。眼鏡をかけたまま使用できないと困る。

ちなみに、日本の人口のうち7000万人ぐらいが眼鏡の使用者であるらしい。
2人に1人が眼鏡をかけているということだ。

このことからすると、双眼鏡や単眼鏡を眼鏡対応タイプにしておかないのは、著しい損失だという感じがするが、いかがなものであろう。

なお、単眼鏡がよく使われるシーンとして、美術館等での作品鑑賞がある。使われる状況を考えてみると、双眼鏡では(近距離での合焦に対応したものということになるが)いささか大げさのように見えるし、単眼鏡ならそういう場合もスマートだろう。

自分の理想のスペックとしては、6×18、7×21、8×24くらいで、ハイアイポイントのものである。これで5000円前後ならおおいにそそられる。


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