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おかもちの補修(箱フェチの独り言)

古道具屋さんで買ってから20数年が経つおかもち。ところどころ塗装が剥げているところがあったので、今日は水性ウレタンニスで補修塗装を行った。

私は箱というものに弱いのだ。箱とみると気になって仕方がない。以前には正方形のおかもちも持っていた。壊れてしまったので処分したが。

車もどちらかと言えば四角張った「箱車」が好きだ。だいたい、「箱」と名の付くものすべてが好きだと言って良い。

弁当箱やメスティンもそうだ。私の本を読んでくださっている奇特な方は、『自転車依存症』や『自転車フェチの独り言』の表紙に思い当たるものがあるだろう。

箱が閉じ込めているものは聖なる不可侵性と永遠への憧憬だ。開けてはいけないのだが開けたい、そういう不文律が箱には満ちている。だから浦島太郎のような物語が生まれるのである。

有体に言えば、箱には秘密がつまっているのだ。だから大切なものは箱に入れるのである。袋ではない。

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