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水蒸気炊飯をやってみた

最近「水蒸気炊飯」を愉しんでいる友人が複数いるので、自分もやってみることにした。

まず必要なのは、サイズの違うメスティン二つ。私はダイソーの3合メスティンと1合メスティンでやってみることにした。

1.5合メスティンの中にも1合メスティンは入るが、水蒸気を出すための水があまり多く入らないようなので、空焚きになるのを回避するために、外側容器は3合メスティンを使うことにした。

米を入れる中のほうの容器は1.5合メスティンでもいいようだが、最近1合メスティンの出番が少ないので、活用してみようと思ったのだ。炊く量もちょうど1合だしね。

ほかに必要なものは、内側の1合メスティンを3合メスティンの底から浮かすためのスペーサー。メスティン用のスノコを使うのがいいのだろうが、持ってないので、同じくダイソーの折り畳みフォークを折り畳んだ状態で2本用意した。

まず内側の1合メスティンに無洗米を1合入れ、ふだんの炊飯と同じ1.2倍の水で水浸。蓋をかぶせて30分以上そうしておく。

次いで3合メスティンの底に折り畳みフォークを2本並べてスペーサーとし、3合メスティンに水を入れる。どれくらい入れたらいいのかわからないので、空焚きになるのを避けるため、1合メスティンの蓋から水が入らない程度に水を張っておく。

さていよいよ点火である。このとき3合メスティンの蓋は取ってある。湯が沸き、沸騰したところで3合メスティンにも蓋をする。沸騰が維持できる程度に火力を弱めておく。

そのまま20分炊飯を続ける。途中で火力調整はしなかった。20分経って3合メスティンの蓋を開けてみたところ、湯はまだ残っており、空焚きにはなっていない。

ここで火を消して、また20分ほど放置。蒸らすためである。20分後、やけどしないように気をつけて1合メスティンを取り出し、蓋を開けてみる。

おお! ふっくら炊けているじゃないの。当然だが、焦げ付きとかこびり付きとかはない。これならメスティンの後片付けも楽だ。

早速白飯の上にふりかけを振り、おかずの缶詰を開けて夕食と相成った。旨い。米は非常に良く炊けている。水蒸気炊飯に近い原理で炊くと思われる、布袋による炊飯も以前試したことがあるが、あれよりもずっと美味しく出来上がっている。

1回目はこういう手順で炊飯し、翌日の2回目も同じ手順でただ量だけは3/4合にして炊いた。2回目も美味しく炊けたのであった。

水蒸気炊飯の良いところの一つは、火加減にあまり神経質にならなくても良いことなので、風のある屋外での炊飯にも向いているだろう。

焦げ付きやこびり付きがないので、後片付けが楽なことも特筆ものだ。キャンプ場や車中泊での取り扱いも便利だろう。

スペーサーがちゃんとしたメスティン用のスノコならもう少しやりやすいだろうから、近いうちに買ってこようと思っている。

3合メスティンの中に入った1合メスティン。画像には写っていないが、1合メスティンの底と3合メスティンの間には、折り畳みフォーク2本を流用したスペーサーが入っている。

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