0004 -(第一部)

第18話 和の心のかなめは天皇
 世襲の天皇制は、神話の時代から2700年以上も続いています。かって絶対的な「権力」を手にした蘇我、藤原、平家、源氏、北条、足利、織田、豊臣や徳川などのいずれもが、一貫して天皇の「権威」を立てました。国民の和の心がそうさせたのです。今も、一部の極左人等を除けば、国民のはぼ全員が、天皇を敬愛しています。人々の和の心は、そういう、「神秘性」の中でこそ深まります。
 世界中が日本のような和の国になれば、内乱や戦争はなくなります。独裁者の習近平や金正恩も、密かに、心から天皇制に憧れているに違いありません。

第19話 日本語は和の絆
 人は、言葉によって考え、意思疎通を図ります。日本語は、縄文人が思いやりの心・風流の心の「睦み合い」の中から生まれた和の絆です。接頭語、接尾語のある膠着系のSOV構造で、喋りやすく、わかりやすく、覚えやすく、穏やかな待遇表現(尊敬、謙譲、丁寧)が多く、このような言葉遣いは、人の心をなごめます。殺戮、略奪、奴隷化には繋がりません。今、世界の識者の間において日本語が見直されています。

第20話 文化人は心のあらわれ
 世紀の心理学者フロイト(1856~1939)は、文化がこよなく栄えれば戦争はなくなると言いました。説明不足です。ソクラテスやガリレオを死刑にしたのも、ローマ人が白人のキリスト教徒以外は人類でないと信じて止まなかったのも、文化です。肝心なのは、縄文人が身を以て教えた「和の心・和の文化」です。

第21話 「和の心・和の文化」は安全保障への確かな道
 安全保障という現代的な考えのメッカは「ベルサイユ」です。しかし、1万年以上にもわたって殺戮、略奪、奴隷という発想が浮かばなかった縄文人の「生きざま」は、世界に類例がなく、これこそが安全保障の源流であり、今も底流をなしています。遠く時空を超えて縄文人と繋がっています。 

 

※次回は、《第二部 安全保障という考えの始まりシリーズ》です。
              (担当:本会リポーター:和貴一三二)

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