0007-(第四部)

第2話 人の生きざま
 初め、家庭においては、『男』(夫)は、天敵や外敵と戦って家庭を防護しました。長躯、狩猟や採取をして家族のもとへ「食物」を「運び」ました。「棲み処」を造りました.『女』(妻)は、「子」を成し授乳し介護して育てました。「家事」を賄いました。「栽培」もしました。「機織り」もしました。『子』(後継)は、親に学び、手伝い、一途に育って「種」を繁ぎました。
 家庭を構成する三者が普段に一体となって「共生」する過程において、各々「自己実現」が進展し「人生」があり得ました。
 多くの家庭が一体となって共生して「人類社会」があり得ました。   

第3話 愛は家庭から
 家庭において、夫と妻と子が、それぞれの「役割」を手抜きしたり、放棄したり、離脱したりすれば「人生」も「種」も成り立ちません。女と子は男より力が弱く、子育てや家事などを預かる女は男ほどには自由がきかず、子は身さばきが幼く、ともに、より屈強な男の助けを必要とします。三者が一体となって共生しいくためには、三者を結び付けて離さず最大限に役割を果たさせる「絆」が必要になりました。「愛」です。
 男は強く逞しく、女は優しく美しく、子はいたいけなくて、みな、互いに魅せあい引き付け合うようにも作られていました。
 三者が「身近」に住んで協力し合う過程において、互いに「いつくしみ合う心」が生まれ、互いに己を超えて「尽くし合う」心が育ち、実際に「役立ち合う」ようになりました。この相乗積が「愛」です。
 家庭によっては、三者のいづれかが最大限に役割を果たし得ない事態があり得ます。多くの場合、三者の役割と愛を知っている隣人が加勢します。
 
 


 

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